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フランスで海外就職し、地味なサラリーマン生活を送る私の日常。
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パリの部屋探しは大変です。

パリ市内ではここ十数年間で、地価の高騰が激しく、それにともなって家賃もどんどん上がっています。
とくに2000年から2008年の間には地価が倍になりました。

パリ市内はとくに建物建築の際の規制が厳しく、東京のようにどんどんマンションを建設ということができないので、慢性的に住宅不足なのです。

住宅不足のため、物件の築年数にかかわらず、物件の価値は地価の上昇にともなって上がっていきます。そのため、投機の対象になり、地価がさらに上昇するという悪循環が続いています。

逆にいえば、ローンを組んで買った物件の価値は時がたっても下がらない状況なので、借りるより買った方が絶対にお得なのです。

私はパリ1区のオペラ座近くの賃貸アパートに5年近く住んでいましたが、今年の6月についにアパートを出ることを決めました。

17世紀に建てられた「パリ1区のオペラ座近く」と言うと、とてもおしゃれで素敵なイメージですが、実際にはしょっちゅうお湯がでなくなる、隣人の電話でしゃべっている声が丸聞こえ、ねずみが出る度に隣人が引っ越すという状況でした。

この部屋に引っ越す前私は、19区の中国人が多い庶民的な地域に住んでいたのですが、住み始めて2年目ごろから治安が悪くなり、12月と4月に立て続けにひったくりにあったため、とりあえず他の地域へということで、一番最初に見学したこの物件に引っ越したわけです。
(19区のBelleville界隈は近年、中国人を狙ったひったくりが多発していて、アジア人は一様に狙われやすいので気をつけましょう。Bellevilleに住む中国人はカードを使う習慣がなく、大量の現金を携帯しているので、移民系の不良たちに狙われるようになったそうです。)

1区のアパートは場所があまりに便利だったため、ねずみにも耐え5年間暮らしましたが、家賃が680€から710€になった時に、17平米のぼろいアパートを出る決意をしました。(実際には30€の値上がりなのですが、6から7の移行は心理的なショックでした。)

もちろんでかいどぶねずみが家に侵入して以来、なんどか家を探したのですが、保証人なしで借りられる日本人向け物件は私には高すぎて、いい物件がみつからなかったのです。

2010年秋からフルタイム正社員として働き始めたので、この際アパートを購入してみようと、いくら借りれるかローンの試算をしてもらったのですが、日本の新卒以下の私のお給料で買うことができるパリ市内の物件は、9平米の屋根裏部屋のみ。

アパート購入はあきらめ、賃貸物件を探すことに・・・。(続く)


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[05/16 やよ吉]
プロフィール
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まるもっと
性別:
女性
自己紹介:
日本の大学でフランス語を専攻。その後就職難に見舞われ、2004年からフランスで学生&アルバイト生活をはじめる。
2010年に、国際ビジネス修士号を取得し長い学生生活に終止符を打つ。
現在はとりあえず超文系にもかかわらずエンジニアリング系の会社でサラリーマン生活。
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