フランスで海外就職し、地味なサラリーマン生活を送る私の日常。
新居に問題発生
あんなに苦労&ストレスと戦いながらやっと見つけた物件でしたが、なんと2ヶ月で不良物件だったことが発覚しました。
わたしたちってなんて運が悪いんだろう・・・
10月半ば頃から寝室とそこにつながっている洗面所がとても寒く感じました。
パリでは9月を過ぎると一気に寒くなるので、あまり気にしてはいませんでしたが、壁紙がたるんできているのを発見し、すぐに不動産屋に連絡しました。
まだベッドを購入していなかったので、マットレスを直にしいて寝ていたのですが、そのマットレスを上げると、床がぬれていてフローリングの板が少し反り返ったりと変形していました。
その後、壁の一部(といってもかなり広範囲)が、黒くなり始めました。
また、洋服を入れていた籐のたんすがかびていたり、壁に取り付けの収納に入れていた書類のカバーにカビが生えていたり・・・
最初被害は寝室だけでしたが、リビングも窓の下においていた木製のテレビ台の後ろ側がカビだらけになっていました。
特に被害がひどかったのは寝室だったので、リビングで寝起きすることになりました。
アパートの同じ階には、階段をはさんだ向かいにひとつアパートがあるだけで、壁伝いの隣人はいません。
つまり両側で角部屋です。
被害の状態の写真を撮り、不動産屋にメールで送ったところ、不動産屋から計4人の業者が、状態を見にやってきました。
最初の二人は内装業者で、1人目のスペイン語なまりの男性は、窓を含めた断熱処理が十分でない、換気機能が十分ではない、また寝室に暖房がないの三点が原因だと分析して帰りました。
またその2週間後におなじくスペイン語なまりの別の男性がきて、今度は湿度を量る器械を持参し、とくに建物の壁側の寝室の壁の湿度がかなり高いと言い、またもしかすると水が建物の壁に入ったことが原因かもしれないと言って帰っていきました。
(ちょうど2012年の秋、10月から11月にかけてものすごい量の雨が降りました。)
その後建築士の男性が来て、もし建物の壁に浸水したのが原因なら、他の住人にも影響が出るはずなので、その可能性は低く、それより暖房を入れて換気をするようにとのこと。
換気扇(換気口)は常に回していなければならないということでした。
なぜリビングの方が問題が少ないのかというと、玄関で出入りするたびに、空気の出入りがあるからとのことでした。
問題は換気扇(換気扇ほど大きくない、あえて言えば電気式の換気口)のスイッチ。換気扇は浴室と台所にあるのですが、そのスイッチと、台所の明かりの1つが同じスイッチになっていて、つまり換気扇をつけると、台所の明かりがつきっぱなしになってしまうのです。
電気代がというよりも、日中いない家に明かりをつけたままにしておくというのに、とても抵抗がありました。
この仕組み上、前の住人(大家さん)が換気扇をつけっぱなしにしていたとは考えられません。
この後不動産屋さんに電話をしたところ、暖房機器は私たちが買う必要ななく、2つ部屋があるなら2つ暖房があるべきで家主に暖房を取り付けるように交渉するということでした。
ただ、私たちとしては、根本的な問題が解決されないと、暖房をつけてもあたたまらずに電気代がかさむのみで工事を真剣に考えてほしいといいました。
その後、家主が違う建築士を送ってきて、その建築士は屋根裏の倉庫のようになっている部分に湿気がたまっているのが原因ではないかと指摘しました。
その建築士は上の屋根裏に登ってみたそうですが、私たちの真上にあたる倉庫は物がいっぱいすぎて入れず、様子を見ることができなかったそうです。
その後暖房は設置されたものの、工事に関してはまったく進展なし。
家主側は不動産屋に工事の見積もりのために、人をアパートに送ると言っていたらしいのですが、私たちのほうにはなんの連絡もなし。
ただ、工事をしてもとりあえず今あるカビを隠すだけの簡単な工事しかしない可能性もあり、工事で根本的な問題が解決するのかという不安が残ります。
不動産屋は工事が終わるまでは、退去通告の期間はなしと約束をしてくれていたので、大家には催促するのをやめて、引越ししたばかりですが新しい引越し先を探すという結論にいたりました。
あんなに苦労&ストレスと戦いながらやっと見つけた物件でしたが、なんと2ヶ月で不良物件だったことが発覚しました。
わたしたちってなんて運が悪いんだろう・・・
10月半ば頃から寝室とそこにつながっている洗面所がとても寒く感じました。
パリでは9月を過ぎると一気に寒くなるので、あまり気にしてはいませんでしたが、壁紙がたるんできているのを発見し、すぐに不動産屋に連絡しました。
まだベッドを購入していなかったので、マットレスを直にしいて寝ていたのですが、そのマットレスを上げると、床がぬれていてフローリングの板が少し反り返ったりと変形していました。
その後、壁の一部(といってもかなり広範囲)が、黒くなり始めました。
また、洋服を入れていた籐のたんすがかびていたり、壁に取り付けの収納に入れていた書類のカバーにカビが生えていたり・・・
最初被害は寝室だけでしたが、リビングも窓の下においていた木製のテレビ台の後ろ側がカビだらけになっていました。
特に被害がひどかったのは寝室だったので、リビングで寝起きすることになりました。
アパートの同じ階には、階段をはさんだ向かいにひとつアパートがあるだけで、壁伝いの隣人はいません。
つまり両側で角部屋です。
被害の状態の写真を撮り、不動産屋にメールで送ったところ、不動産屋から計4人の業者が、状態を見にやってきました。
最初の二人は内装業者で、1人目のスペイン語なまりの男性は、窓を含めた断熱処理が十分でない、換気機能が十分ではない、また寝室に暖房がないの三点が原因だと分析して帰りました。
またその2週間後におなじくスペイン語なまりの別の男性がきて、今度は湿度を量る器械を持参し、とくに建物の壁側の寝室の壁の湿度がかなり高いと言い、またもしかすると水が建物の壁に入ったことが原因かもしれないと言って帰っていきました。
(ちょうど2012年の秋、10月から11月にかけてものすごい量の雨が降りました。)
その後建築士の男性が来て、もし建物の壁に浸水したのが原因なら、他の住人にも影響が出るはずなので、その可能性は低く、それより暖房を入れて換気をするようにとのこと。
換気扇(換気口)は常に回していなければならないということでした。
なぜリビングの方が問題が少ないのかというと、玄関で出入りするたびに、空気の出入りがあるからとのことでした。
問題は換気扇(換気扇ほど大きくない、あえて言えば電気式の換気口)のスイッチ。換気扇は浴室と台所にあるのですが、そのスイッチと、台所の明かりの1つが同じスイッチになっていて、つまり換気扇をつけると、台所の明かりがつきっぱなしになってしまうのです。
電気代がというよりも、日中いない家に明かりをつけたままにしておくというのに、とても抵抗がありました。
この仕組み上、前の住人(大家さん)が換気扇をつけっぱなしにしていたとは考えられません。
この後不動産屋さんに電話をしたところ、暖房機器は私たちが買う必要ななく、2つ部屋があるなら2つ暖房があるべきで家主に暖房を取り付けるように交渉するということでした。
ただ、私たちとしては、根本的な問題が解決されないと、暖房をつけてもあたたまらずに電気代がかさむのみで工事を真剣に考えてほしいといいました。
その後、家主が違う建築士を送ってきて、その建築士は屋根裏の倉庫のようになっている部分に湿気がたまっているのが原因ではないかと指摘しました。
その建築士は上の屋根裏に登ってみたそうですが、私たちの真上にあたる倉庫は物がいっぱいすぎて入れず、様子を見ることができなかったそうです。
その後暖房は設置されたものの、工事に関してはまったく進展なし。
家主側は不動産屋に工事の見積もりのために、人をアパートに送ると言っていたらしいのですが、私たちのほうにはなんの連絡もなし。
ただ、工事をしてもとりあえず今あるカビを隠すだけの簡単な工事しかしない可能性もあり、工事で根本的な問題が解決するのかという不安が残ります。
不動産屋は工事が終わるまでは、退去通告の期間はなしと約束をしてくれていたので、大家には催促するのをやめて、引越ししたばかりですが新しい引越し先を探すという結論にいたりました。
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*6度目のDissier提出-これがパリの部屋探し-*
さて、20区の物件から返事がくるまでの間も、部屋探しをやめるわけにはいきません。
今回パリのStudioタイプのものは4件ほど見ましたが、住みたいと思うような物件は1つもありませんでした。
まず、不動産屋を通してStudioの見学は、見学の予約だけでも大変です。
Studioも相当電話をかけましたが、不動産屋を通して見学できたのは、2件のみ。
予約をとりつけても、私が見学する前にもう入居者が決まったということで、見学をキャンセルされたことも2回ありました。
OVNIやMIXIなどで日本人向けの物件の場合は、見学もしやすいですが、私の予算ではあまりいい物件はありませんでした。
中には広告にははっきりと面積数をかかず、実際に聞くと9平米以下という物件もありました。
(フランスの法律で9平米以下の物件を貸すことは禁止されています)
不動産屋を通して見た一件目は、9区のサンラザール駅近くという便利なところにありました。
結構古い部屋で、それなりに清潔だったのですが、まだどんどんDossierを出すという気になっていなかったころなので、Dossierは提出せず。
2度目の物件は、家賃未払い保険加入対象の物件で、ここの不動産屋からは珍しく、電話、メール、SMS、三つの手段で連絡が来ました。
書類一式を持って見学に来てくださいとのことだったので、しっかり書類をプリントアウトして行きました。
12区、23平米で570ユーロと、かなりお得な物件。
写真もありましたが、写真はぼやけていて、あまりよく物件がイメージできませんでした。
でも不動産の物件で、23平米と広かったので期待していきました。
私は13時に見学の予定でしたが、12時半にすでに人が何人か建物の前にならんでいました。
私は13時のグループに参加しました。学生につきそいの親御さんも含めて10数人いたと思います。
この物件は今まで見た中でも、かなりすごいものでした。
今までも古くて、かなり長い間改装されていない建物を見ましたが、ここまでひどい状態のものははじめてでした。
(ちなみに、建物事態の手入れがいまいちの場合は、大家さんが1人で建物全てのアパートを所有している場合が多いです。)
建物の階段では電気のコードが見えていたり、廊下部分の上部のコンクリートがわれ、そのまま放置されていたり・・・
部屋自体は・・・キッチン、廊下にトイレとシャワー、そして寝室と、いい間取りではあったのですが、なんせ寝室の床が傾いている・・・
それも立ってみて傾いているような感じがするのではなく、見るからに傾いているのです。
内装も古い+かなりちぐはぐな感じでした。
とくに付き添いの親御さんたちは、「これはひどい・・・」と顔を見合わせていましたが、結局見学に来た人のほとんどがDossierを提出しました。
私も・・・せっかく準備したDossierだし、ということで提出してしまいました。
ここの不動産屋さんからは、ちゃんと連絡がきて、私の書類は不合格だったそうです。
でも、合格してても、きっとここは入居しなかったと思います。
*パリ14区、1LDK、30平米790ユーロ*
こちらの物件はモンパルナスの近くともあって、人気が高いはず。
パリの中では新めの建物(1990年頃築)で、最上階でベランダつき。
午前中に不動産屋に電話をしたところ、「今日xxx(住所)に18時に来てください」とだけ早口で言われました。
さて17時ごろ到着しましたが、私がおそらく聞き間違えたらしく、言われた番地は存在せず。
でも、広告の詳細からきっとここだろうという建物を見つけました。
そこから10メートルほど離れた場所で、時間をつぶしていると、だんだんその建物の前に人だかりが・・・
10人ほど集まった後、グループは建物の中にはいっていきました。
その15分後ぐらいに、また別のひとだかりが。
私たちは18時といわれましたが、とくに名前をきかれたわけでもなかったので、17時45分のグループに参加。
物件自体はまともといえばまともでしたが、特に気に入った点はありませんでした。
おまけにすごい人数の人が見学していて、目の前で「僕の書類です。保証人二人の書類も入っています」と不動産屋の人に書類を渡している人がいたので、
これはDossier出すまでもないなと思い、書類は提出しませんでした。
この不動産屋はとにかく、誰かが決まればいいという感じで、どんどん人に見学させている感じでした。
私たちの後にも別のグループがあったので、おそらく40人ぐらいが見学していたと思います。
カップルもいたので、まあ20組と考えても、その日中に20人がこの物件のためにこの不動産屋に電話したということです。
この不動産屋は、おそらく電話をかけてきた人全員に見学の機会を与えたのだと思います。
多くの不動産屋は見学者の数を制限するので、いい物件はすぐに電話しないと、見学すらできません。
見学は6人のみ、といっている不動産屋もいました。
8月下旬でまだバカンス中の人もいるなか、この人数を見て、9月の新学期に入ったらさらに競争率高くなるんだろうな・・・はやく20区決まってほしいと思ました。
*やっと合格*
20区の物件に書類を提出してから、待つこと約一週間、毎日のように不動産屋に電話をし、やっと大家さんが私たちの書類にOKを出したという連絡が来ました。
この物件は結局私たちしか書類を出さなかったようです。
30平米で850ユーロと、結局広さも、値段もかなり条件を緩める形になりましたが、この物件でサインすることに決めました。
もちろん、アパート自体は気に入っていましたし、メトロ1番線の駅すぐ近くとパリのはずれにあっても交通は結構便利です。
バカンス中で一番人がいない時に見学したこと、また8月の上旬に2011年度の確定申告に対する税金の通知が来たという、運もあったと思います。
2010年度の確定申告に対する税金の通知書では、2010年私はまだ学生でフルタイムで働いたのは4ヶ月のみ、私のパートナーは当時かなり仕事場から離れたところに住んでいたため、控除対象の車通勤のガソリン代がほぼ給料と同額でこの金額を収入から引くと手取りが年間で1500ユーロ。
私たちどちらも所得税ゼロ=(収入が低い)だったので、いくらお給料明細を見せても、この2010年度の収入がネックだったのかもしれません。
またパリという土地柄、あまり人種にこだわる家主ではなかったのかもしれません。
不動産屋に賃貸契約のサインをしに行き、不動産屋手数料(ここの不動産屋は1ヶ月分の家賃+200ユーロの書類作成料)、保証金(家賃から管理費を除いたもの)、最初の月の家賃と、かなりの出費になりました。
それでも、パリのアパートを出てから2ヶ月間家賃を払わなかった(710ユーロ X2)のと、パリのアパートの保証金が1200ユーロ(2ヶ月分だったため)帰ってきたので、なんとかなりました。
あとは引越しを待つばかりです。
家賃未払い保険とは・・・
今回の家探しで発見したのが、この家賃未払い保険という制度。
フランスでは家賃の未払いに悩まされる大家さんが多いようで、家賃収入の何パーセントかを保険会社に払い、不慮の自体に備える大家さんもいます。
この場合、入居者を選ぶのは保険会社で(もちろんDossierです)、また最近法律で、この保険対象の物件に保証人をつけることが禁止されました。
さて、20区の物件から返事がくるまでの間も、部屋探しをやめるわけにはいきません。
今回パリのStudioタイプのものは4件ほど見ましたが、住みたいと思うような物件は1つもありませんでした。
まず、不動産屋を通してStudioの見学は、見学の予約だけでも大変です。
Studioも相当電話をかけましたが、不動産屋を通して見学できたのは、2件のみ。
予約をとりつけても、私が見学する前にもう入居者が決まったということで、見学をキャンセルされたことも2回ありました。
OVNIやMIXIなどで日本人向けの物件の場合は、見学もしやすいですが、私の予算ではあまりいい物件はありませんでした。
中には広告にははっきりと面積数をかかず、実際に聞くと9平米以下という物件もありました。
(フランスの法律で9平米以下の物件を貸すことは禁止されています)
不動産屋を通して見た一件目は、9区のサンラザール駅近くという便利なところにありました。
結構古い部屋で、それなりに清潔だったのですが、まだどんどんDossierを出すという気になっていなかったころなので、Dossierは提出せず。
2度目の物件は、家賃未払い保険加入対象の物件で、ここの不動産屋からは珍しく、電話、メール、SMS、三つの手段で連絡が来ました。
書類一式を持って見学に来てくださいとのことだったので、しっかり書類をプリントアウトして行きました。
12区、23平米で570ユーロと、かなりお得な物件。
写真もありましたが、写真はぼやけていて、あまりよく物件がイメージできませんでした。
でも不動産の物件で、23平米と広かったので期待していきました。
私は13時に見学の予定でしたが、12時半にすでに人が何人か建物の前にならんでいました。
私は13時のグループに参加しました。学生につきそいの親御さんも含めて10数人いたと思います。
この物件は今まで見た中でも、かなりすごいものでした。
今までも古くて、かなり長い間改装されていない建物を見ましたが、ここまでひどい状態のものははじめてでした。
(ちなみに、建物事態の手入れがいまいちの場合は、大家さんが1人で建物全てのアパートを所有している場合が多いです。)
建物の階段では電気のコードが見えていたり、廊下部分の上部のコンクリートがわれ、そのまま放置されていたり・・・
部屋自体は・・・キッチン、廊下にトイレとシャワー、そして寝室と、いい間取りではあったのですが、なんせ寝室の床が傾いている・・・
それも立ってみて傾いているような感じがするのではなく、見るからに傾いているのです。
内装も古い+かなりちぐはぐな感じでした。
とくに付き添いの親御さんたちは、「これはひどい・・・」と顔を見合わせていましたが、結局見学に来た人のほとんどがDossierを提出しました。
私も・・・せっかく準備したDossierだし、ということで提出してしまいました。
ここの不動産屋さんからは、ちゃんと連絡がきて、私の書類は不合格だったそうです。
でも、合格してても、きっとここは入居しなかったと思います。
*パリ14区、1LDK、30平米790ユーロ*
こちらの物件はモンパルナスの近くともあって、人気が高いはず。
パリの中では新めの建物(1990年頃築)で、最上階でベランダつき。
午前中に不動産屋に電話をしたところ、「今日xxx(住所)に18時に来てください」とだけ早口で言われました。
さて17時ごろ到着しましたが、私がおそらく聞き間違えたらしく、言われた番地は存在せず。
でも、広告の詳細からきっとここだろうという建物を見つけました。
そこから10メートルほど離れた場所で、時間をつぶしていると、だんだんその建物の前に人だかりが・・・
10人ほど集まった後、グループは建物の中にはいっていきました。
その15分後ぐらいに、また別のひとだかりが。
私たちは18時といわれましたが、とくに名前をきかれたわけでもなかったので、17時45分のグループに参加。
物件自体はまともといえばまともでしたが、特に気に入った点はありませんでした。
おまけにすごい人数の人が見学していて、目の前で「僕の書類です。保証人二人の書類も入っています」と不動産屋の人に書類を渡している人がいたので、
これはDossier出すまでもないなと思い、書類は提出しませんでした。
この不動産屋はとにかく、誰かが決まればいいという感じで、どんどん人に見学させている感じでした。
私たちの後にも別のグループがあったので、おそらく40人ぐらいが見学していたと思います。
カップルもいたので、まあ20組と考えても、その日中に20人がこの物件のためにこの不動産屋に電話したということです。
この不動産屋は、おそらく電話をかけてきた人全員に見学の機会を与えたのだと思います。
多くの不動産屋は見学者の数を制限するので、いい物件はすぐに電話しないと、見学すらできません。
見学は6人のみ、といっている不動産屋もいました。
8月下旬でまだバカンス中の人もいるなか、この人数を見て、9月の新学期に入ったらさらに競争率高くなるんだろうな・・・はやく20区決まってほしいと思ました。
*やっと合格*
20区の物件に書類を提出してから、待つこと約一週間、毎日のように不動産屋に電話をし、やっと大家さんが私たちの書類にOKを出したという連絡が来ました。
この物件は結局私たちしか書類を出さなかったようです。
30平米で850ユーロと、結局広さも、値段もかなり条件を緩める形になりましたが、この物件でサインすることに決めました。
もちろん、アパート自体は気に入っていましたし、メトロ1番線の駅すぐ近くとパリのはずれにあっても交通は結構便利です。
バカンス中で一番人がいない時に見学したこと、また8月の上旬に2011年度の確定申告に対する税金の通知が来たという、運もあったと思います。
2010年度の確定申告に対する税金の通知書では、2010年私はまだ学生でフルタイムで働いたのは4ヶ月のみ、私のパートナーは当時かなり仕事場から離れたところに住んでいたため、控除対象の車通勤のガソリン代がほぼ給料と同額でこの金額を収入から引くと手取りが年間で1500ユーロ。
私たちどちらも所得税ゼロ=(収入が低い)だったので、いくらお給料明細を見せても、この2010年度の収入がネックだったのかもしれません。
またパリという土地柄、あまり人種にこだわる家主ではなかったのかもしれません。
不動産屋に賃貸契約のサインをしに行き、不動産屋手数料(ここの不動産屋は1ヶ月分の家賃+200ユーロの書類作成料)、保証金(家賃から管理費を除いたもの)、最初の月の家賃と、かなりの出費になりました。
それでも、パリのアパートを出てから2ヶ月間家賃を払わなかった(710ユーロ X2)のと、パリのアパートの保証金が1200ユーロ(2ヶ月分だったため)帰ってきたので、なんとかなりました。
あとは引越しを待つばかりです。
家賃未払い保険とは・・・
今回の家探しで発見したのが、この家賃未払い保険という制度。
フランスでは家賃の未払いに悩まされる大家さんが多いようで、家賃収入の何パーセントかを保険会社に払い、不慮の自体に備える大家さんもいます。
この場合、入居者を選ぶのは保険会社で(もちろんDossierです)、また最近法律で、この保険対象の物件に保証人をつけることが禁止されました。
部屋探し第1期(2012年3月~4月)
家賃の値上がりを前に、92県のStudioを中心に探しました。
主にPAPを使って探しましたが、住んでみたいと思うような物件は7件ぐらい見学して1件のみ。
人気のある物件ほどハードルが高くなり、保証人のいない私はもちろん選ばれず。
部屋探し第2期(2012年5月)
カップルで探すことも選択肢に入れ、重に92県の1LDKを不動産屋経由で見学。
92県も私たちの予算では、駅が近くて商業施設も近いという場所を見つけるのが難しかったです。
部屋探し第3期(2012年7、8月)
アパートは6月末に出たのですが、5月末に退去通告を書留で大家さんに送ってから、6月中旬ごろまで大家さんが通告を無視し続け、いつアパートを出られるかわからない状態に陥ったため、6月は家探しがほとんどできませんでした。
無事に6月末にアパートを退去し、パートナーの住む91県にしばらく間借りをすることに。
ただ、91県は滞在許可書の更新が一番大変な県(インターネットの情報よりそういう印象を受けました)で、交通も不便なため、引越し先を探し続けることにしました。
バカンス前の時期が一番物件の空きが出るといわれていたのですが、実際のところはよくわかりません。
8月の中旬は物件が少なくなります。
ただ、9月になるとフランスの新学期で、物件探しが熾烈をきわめると聞いていたので、9月前に見つけるというのが1つの目標でした。
実は7月に92県での滞在許可証も大変そうだということを知り、1LDKは主に94県のNogent Sur Marne県庁の管轄である地域を中心に探しました。
*初めてのDossier提出*
初めて私たちがDossierを提出した(=つまり入居したいと思った)物件は、パリ12区の物件です。
37平米で760ユーロ。目の前にMonoprixがあり、メトロの駅も徒歩1分。
この物件広告を見たとき、(スマートフォンのおかげで)すぐに電話をし、見学の予約をしました。
夕方にはもうこの広告の物件はインターネットから姿を消していました。
(特にパリ市内で800ユーロ以下の2部屋の物件は、相当問い合わせが多いのか、数時間後には広告がSelogerから消されます。)
広告の写真から、内装がかなり古そうだと思ったのですが、実際に結構古かったです。
ただ、清潔で、明るく、広々としていました。
残念ながら私たちのDossierは選ばれませんでした。
*2度目のDossier提出*
次に見学したのはFontenay Sous Boisの1LDKです。
42平米で750ユーロで、見学には私たち、1人の男性、まだ学生っぽい若いカップル。
線路の前ですが、電車の音も窓を閉めたら気にならず、駅からも2分と立地がよかったです。
ためらうことなくDossierを出しました。
また、家具つきだったのもよかったです。
ただ、42平米と書いてありましたが、37平米のパリのアパートより、小さい気がしました。
それでも17平米で710ユーロの家賃を比べると、どれくらいお徳か・・・
残念ながらこの物件も私たちのDossierは選ばれず、1人できていた学校の教師の男性が選ばれたとのことです。
親切な不動産屋さんは、選ばれなくても連絡をくれますが、ここの不動産屋からは何の連絡もなく、
こちらから悪いニュースを聞くために電話しなければなりませんでした。
その後Nogent Sur Marneでも物件を見学しましたが、駅から15分ほどと遠かったのと、
部屋が傾いていた感じがしたのでDossierは出しませんでした。
Fontenay Sous Boisで、32平米で680ユーロという物件を見ましたが、駅から15分から20分かかるので(不動産屋さんは5-10分と言っていましたが)Dossierは提出しませんでした。
ただ、30平米ぐらいでも、物件によっては十分な広さだと気づかされました。
*3度目のDossier提出*
94県でも800ユーロ以下で40平米前後の1LDKはあまりないので、範囲を広げJoinville Le Pontの物件を見学しました。
こちらも37平米、760ユーロで駅前の物件。
1階で通りに面しているのであまり窓を開けられないという不都合はありますが、安全な地域なのであまり気にはなりませんでした。
長い間誰も住んでいなかった部屋で、中を改装したばかりということで、とてもきれいな物件でした。
不動産屋さんによると、1人すでにDossierを提出した人がいるが、その人は会社から試用期間を延長されたので、
まだ大家さんにはその人のDossierを渡さず他のDossierを待っているとのことでした。
これならいける!と私たちは思い、メールで必要書類を提出しました。
ただ、大家さんがバカンス中で連絡がとれないので、数日どきどきしながら待ちました。
この間も物件を探しましたが、8月に入り物件広告数がぐっと減りました。
結局この物件も私たちの書類は選ばれず・・・大家さんは、試用期間中のエンジニアを選んだのです。
750ユーロの物件を選ぶ人のお給料が、いくら私たちが二人とも安月給だからといって私たち二人のお給料より高いとは思えません。
フランスに来て初めて、人種差別というのを感じました。
就職活動のように、自分の価値を考えさせられる、パリ地方の部屋探しはとても厳しい戦いです。
*4度目のDossier提出*
私の同僚は、2ヶ月毎日のように見学をし、10ぐらいDossierを提出してやっとみつけたといっていました。
私たちはまだ3つ目。それでもパリなら見学すらさせてもらえない、試用期間の人より信用されない・・・とてもショックでした。
でももしかすると勤務地が遠いのも、敬遠されたのかもしれません。
Fontenay Sous Bois(94)のStudio見学希望の電話をしたときに、78県で働いている人には貸せない、あなたは78県で住居を見つけるべきとまで言われ、悔しい思いをしたことがあります。いくら私は78県の環境が好きではないといっても、あなたは78県に住むべきの一点張り。自分で住むところすら決められないなんて・・・・
8月の中旬、日本ではお盆に当たる週。
これまで不動産屋にかけた電話は数知れず。
フランスも8月15日は休日のため、この週は本当に空き物件広告の数ががくっと減りました。
ただ、私はバカンスの誰もいない時期は、物件も少ないがライバルも少ないので、逆にチャンスだとは前から思っていました。
バカンス明けでたくさん人が帰ってくる前に見つけなければ・・・
保証人がいない、非ヨーロッパ圏のカップルのDossierなんて、たくさんのライバルの中からえらばれっこない・・・
そんなあせりのなか、私は予算を50ユーロアップすることに。
そこで彼が、「どうせ予算アップするならパリ市内ももっと見てみれば」と一言。
そこで20区のはずれですが1番線の駅近くの物件を見学することに。
30平米で850ユーロ。
こちらは夕方ごろしつこく電話し、見学の予約をとりました。
夜に広告はSelogerから消えていました。
アパートのある通りはまん前で大規模な工事が行われており、またいわゆるオスマンスタイルではない、コンクリートの日本の団地のような建物がならんでいて、かなりほこりっぽかったです。
アパートは通りに面していなく、ちょっと奥まったところにあり、音はそんなに気になりませんでした。
すでに写真を見ていたので、だいたいどんな感じかは知っていました。
新しくはありませんが、かわいらしいアパートでした。
今住んでいるのが物件の大家さん自身だということで、手入れが行き届いている印象を受けました。
入り口のドアのすぐとなりに、ちょっとした物置があるのもいい点でした。
(たいへい物置は地下にあるものですが、地下はどうしても湿気+ねずみがきになります・・・)
夏休みが終わる前に決めたいと思っていた私は、ぱっちり書類を準備して来ていました。
また、少しでも信用してもらえるDossierになるようにと、国際ビジネス修士号、ESIT出身翻訳者という肩書きつきの私の名刺もホッチキスでとめておきました。
ところがこの不動産屋さんは、「今出してもらってもいいけど、かならずもう一度考えて、本当に入居したければ電話ください。」と一言。
とりあえず見学して、住めそうならとりあえずどんどんDossierを出していくモードな人に釘をさす発言ですね。
競争のはげしいパリで部屋探しをしていると、どうしてもこういうモードになってしまいます。
そこで、家に帰って二人でよく考えることに。
この物件のマイナス点は、外の工事と部屋に残るタバコのにおい。
ただ平日一日中家にいない私としては、工事は気にならないし、タバコのにおいも最近はいろんな部屋用の香水も出ているのでどうにかなる。
逆に、これで嫌がる人がいてライバルが減る可能性があるかもしれない。
気になるのは、やっぱりお値段・・・
750ユーロで35平米以上の物件もパリのはずれなら結構存在します。
でも、存在してもそんな競争率の高い物件に、保証人のいない私たちの書類が選ばれるわけがない。
そして待てば待つほどバカンスが明けてライバルが増える・・・
94県の物件ももう少しみたいけど、94県はヨーロッパ系でない人への抵抗がパリより強そう・・・
(とはいっても街中で人種差別的な発言をされたりするようなことは、一切ないです。ただ借家人として選ばれるのが難しい感じがしました。)
でも、20区の物件もDossierを出したからといっても、私たちが選ばれるとは限らないし・・・
結局不動産屋さんに、電話をして書類を審査してほしい旨を伝えました。
*困惑する事態*
実はこの物件を見学に行く当日の朝、あの試用期間中のエンジニアを選んだ物件担当者から、メールが来ました。
「まだあの物件の入居を希望しますか?まだ大家さんに連絡がとれません。」
この担当者がなかなか電話でつかまらず、真相を聞くまで時間がかかりました。
いろいろ想像したのですが、結局、あのエンジニアは賃貸契約、そしてEtat des lieuxと言われる、入居前の手続き後、入居をキャンセルしたとのこと。
*5度目のDissier提出*
さて、20区の物件にDossierを提出しましたが、Dossierを提出したからといってやめていいわけではないのが、パリの部屋探し。
私たちはNogent Sur Marneにある、37平米、750ユーロの物件を見学しました。
駅から7分と許容できる範囲(というのも駅から勤務先までさらに1時間20分ぐらいかかるからです)でした。
こちらも、Dossierを提出しましたが、すでに3組書類を提出したとのことでした。
見学後建物の前で待っている白人カップルを見て、私たちは「ああ、この物件は無理だね」と思いました。
駅からは7,8分、物件もきれいな物件でしたが、とくに私はすごく気に入ったという点もありませんでした。
もちろん、ここの不動産屋からはその後なんの連絡もありません。
家賃の値上がりを前に、92県のStudioを中心に探しました。
主にPAPを使って探しましたが、住んでみたいと思うような物件は7件ぐらい見学して1件のみ。
人気のある物件ほどハードルが高くなり、保証人のいない私はもちろん選ばれず。
部屋探し第2期(2012年5月)
カップルで探すことも選択肢に入れ、重に92県の1LDKを不動産屋経由で見学。
92県も私たちの予算では、駅が近くて商業施設も近いという場所を見つけるのが難しかったです。
部屋探し第3期(2012年7、8月)
アパートは6月末に出たのですが、5月末に退去通告を書留で大家さんに送ってから、6月中旬ごろまで大家さんが通告を無視し続け、いつアパートを出られるかわからない状態に陥ったため、6月は家探しがほとんどできませんでした。
無事に6月末にアパートを退去し、パートナーの住む91県にしばらく間借りをすることに。
ただ、91県は滞在許可書の更新が一番大変な県(インターネットの情報よりそういう印象を受けました)で、交通も不便なため、引越し先を探し続けることにしました。
バカンス前の時期が一番物件の空きが出るといわれていたのですが、実際のところはよくわかりません。
8月の中旬は物件が少なくなります。
ただ、9月になるとフランスの新学期で、物件探しが熾烈をきわめると聞いていたので、9月前に見つけるというのが1つの目標でした。
実は7月に92県での滞在許可証も大変そうだということを知り、1LDKは主に94県のNogent Sur Marne県庁の管轄である地域を中心に探しました。
*初めてのDossier提出*
初めて私たちがDossierを提出した(=つまり入居したいと思った)物件は、パリ12区の物件です。
37平米で760ユーロ。目の前にMonoprixがあり、メトロの駅も徒歩1分。
この物件広告を見たとき、(スマートフォンのおかげで)すぐに電話をし、見学の予約をしました。
夕方にはもうこの広告の物件はインターネットから姿を消していました。
(特にパリ市内で800ユーロ以下の2部屋の物件は、相当問い合わせが多いのか、数時間後には広告がSelogerから消されます。)
広告の写真から、内装がかなり古そうだと思ったのですが、実際に結構古かったです。
ただ、清潔で、明るく、広々としていました。
残念ながら私たちのDossierは選ばれませんでした。
*2度目のDossier提出*
次に見学したのはFontenay Sous Boisの1LDKです。
42平米で750ユーロで、見学には私たち、1人の男性、まだ学生っぽい若いカップル。
線路の前ですが、電車の音も窓を閉めたら気にならず、駅からも2分と立地がよかったです。
ためらうことなくDossierを出しました。
また、家具つきだったのもよかったです。
ただ、42平米と書いてありましたが、37平米のパリのアパートより、小さい気がしました。
それでも17平米で710ユーロの家賃を比べると、どれくらいお徳か・・・
残念ながらこの物件も私たちのDossierは選ばれず、1人できていた学校の教師の男性が選ばれたとのことです。
親切な不動産屋さんは、選ばれなくても連絡をくれますが、ここの不動産屋からは何の連絡もなく、
こちらから悪いニュースを聞くために電話しなければなりませんでした。
その後Nogent Sur Marneでも物件を見学しましたが、駅から15分ほどと遠かったのと、
部屋が傾いていた感じがしたのでDossierは出しませんでした。
Fontenay Sous Boisで、32平米で680ユーロという物件を見ましたが、駅から15分から20分かかるので(不動産屋さんは5-10分と言っていましたが)Dossierは提出しませんでした。
ただ、30平米ぐらいでも、物件によっては十分な広さだと気づかされました。
*3度目のDossier提出*
94県でも800ユーロ以下で40平米前後の1LDKはあまりないので、範囲を広げJoinville Le Pontの物件を見学しました。
こちらも37平米、760ユーロで駅前の物件。
1階で通りに面しているのであまり窓を開けられないという不都合はありますが、安全な地域なのであまり気にはなりませんでした。
長い間誰も住んでいなかった部屋で、中を改装したばかりということで、とてもきれいな物件でした。
不動産屋さんによると、1人すでにDossierを提出した人がいるが、その人は会社から試用期間を延長されたので、
まだ大家さんにはその人のDossierを渡さず他のDossierを待っているとのことでした。
これならいける!と私たちは思い、メールで必要書類を提出しました。
ただ、大家さんがバカンス中で連絡がとれないので、数日どきどきしながら待ちました。
この間も物件を探しましたが、8月に入り物件広告数がぐっと減りました。
結局この物件も私たちの書類は選ばれず・・・大家さんは、試用期間中のエンジニアを選んだのです。
750ユーロの物件を選ぶ人のお給料が、いくら私たちが二人とも安月給だからといって私たち二人のお給料より高いとは思えません。
フランスに来て初めて、人種差別というのを感じました。
就職活動のように、自分の価値を考えさせられる、パリ地方の部屋探しはとても厳しい戦いです。
*4度目のDossier提出*
私の同僚は、2ヶ月毎日のように見学をし、10ぐらいDossierを提出してやっとみつけたといっていました。
私たちはまだ3つ目。それでもパリなら見学すらさせてもらえない、試用期間の人より信用されない・・・とてもショックでした。
でももしかすると勤務地が遠いのも、敬遠されたのかもしれません。
Fontenay Sous Bois(94)のStudio見学希望の電話をしたときに、78県で働いている人には貸せない、あなたは78県で住居を見つけるべきとまで言われ、悔しい思いをしたことがあります。いくら私は78県の環境が好きではないといっても、あなたは78県に住むべきの一点張り。自分で住むところすら決められないなんて・・・・
8月の中旬、日本ではお盆に当たる週。
これまで不動産屋にかけた電話は数知れず。
フランスも8月15日は休日のため、この週は本当に空き物件広告の数ががくっと減りました。
ただ、私はバカンスの誰もいない時期は、物件も少ないがライバルも少ないので、逆にチャンスだとは前から思っていました。
バカンス明けでたくさん人が帰ってくる前に見つけなければ・・・
保証人がいない、非ヨーロッパ圏のカップルのDossierなんて、たくさんのライバルの中からえらばれっこない・・・
そんなあせりのなか、私は予算を50ユーロアップすることに。
そこで彼が、「どうせ予算アップするならパリ市内ももっと見てみれば」と一言。
そこで20区のはずれですが1番線の駅近くの物件を見学することに。
30平米で850ユーロ。
こちらは夕方ごろしつこく電話し、見学の予約をとりました。
夜に広告はSelogerから消えていました。
アパートのある通りはまん前で大規模な工事が行われており、またいわゆるオスマンスタイルではない、コンクリートの日本の団地のような建物がならんでいて、かなりほこりっぽかったです。
アパートは通りに面していなく、ちょっと奥まったところにあり、音はそんなに気になりませんでした。
すでに写真を見ていたので、だいたいどんな感じかは知っていました。
新しくはありませんが、かわいらしいアパートでした。
今住んでいるのが物件の大家さん自身だということで、手入れが行き届いている印象を受けました。
入り口のドアのすぐとなりに、ちょっとした物置があるのもいい点でした。
(たいへい物置は地下にあるものですが、地下はどうしても湿気+ねずみがきになります・・・)
夏休みが終わる前に決めたいと思っていた私は、ぱっちり書類を準備して来ていました。
また、少しでも信用してもらえるDossierになるようにと、国際ビジネス修士号、ESIT出身翻訳者という肩書きつきの私の名刺もホッチキスでとめておきました。
ところがこの不動産屋さんは、「今出してもらってもいいけど、かならずもう一度考えて、本当に入居したければ電話ください。」と一言。
とりあえず見学して、住めそうならとりあえずどんどんDossierを出していくモードな人に釘をさす発言ですね。
競争のはげしいパリで部屋探しをしていると、どうしてもこういうモードになってしまいます。
そこで、家に帰って二人でよく考えることに。
この物件のマイナス点は、外の工事と部屋に残るタバコのにおい。
ただ平日一日中家にいない私としては、工事は気にならないし、タバコのにおいも最近はいろんな部屋用の香水も出ているのでどうにかなる。
逆に、これで嫌がる人がいてライバルが減る可能性があるかもしれない。
気になるのは、やっぱりお値段・・・
750ユーロで35平米以上の物件もパリのはずれなら結構存在します。
でも、存在してもそんな競争率の高い物件に、保証人のいない私たちの書類が選ばれるわけがない。
そして待てば待つほどバカンスが明けてライバルが増える・・・
94県の物件ももう少しみたいけど、94県はヨーロッパ系でない人への抵抗がパリより強そう・・・
(とはいっても街中で人種差別的な発言をされたりするようなことは、一切ないです。ただ借家人として選ばれるのが難しい感じがしました。)
でも、20区の物件もDossierを出したからといっても、私たちが選ばれるとは限らないし・・・
結局不動産屋さんに、電話をして書類を審査してほしい旨を伝えました。
*困惑する事態*
実はこの物件を見学に行く当日の朝、あの試用期間中のエンジニアを選んだ物件担当者から、メールが来ました。
「まだあの物件の入居を希望しますか?まだ大家さんに連絡がとれません。」
この担当者がなかなか電話でつかまらず、真相を聞くまで時間がかかりました。
いろいろ想像したのですが、結局、あのエンジニアは賃貸契約、そしてEtat des lieuxと言われる、入居前の手続き後、入居をキャンセルしたとのこと。
*5度目のDissier提出*
さて、20区の物件にDossierを提出しましたが、Dossierを提出したからといってやめていいわけではないのが、パリの部屋探し。
私たちはNogent Sur Marneにある、37平米、750ユーロの物件を見学しました。
駅から7分と許容できる範囲(というのも駅から勤務先までさらに1時間20分ぐらいかかるからです)でした。
こちらも、Dossierを提出しましたが、すでに3組書類を提出したとのことでした。
見学後建物の前で待っている白人カップルを見て、私たちは「ああ、この物件は無理だね」と思いました。
駅からは7,8分、物件もきれいな物件でしたが、とくに私はすごく気に入ったという点もありませんでした。
もちろん、ここの不動産屋からはその後なんの連絡もありません。
パリか郊外か
さて、問題の家賃ですがパリ市内でも区によって違いますし、 郊外でもパリに近いところ や、 高級住宅地で知られるところはパリ並みに高いところもあります。
パリ市内・・・1区から8区まではとっても高いです。 中心から離れるほど住居も多くなるた め、家賃は安くなります。 基本的に西の方が東より家賃が高いですが、治安が良ければ良いほど家賃が高いようです。
パリ郊外91県・・・92県の南に位置する県です。 家賃はパリやパリ近郊である92県や94県に 比べて安いですが、車がないとかなり交通の便が悪いです。私がインターネットで調べたところ、滞在許可書の取得手続きが最も大変そうな印象を受けました。
パリ郊外92県・・・パリの西側と南側に広がる、 ラデファンスがある地域です。有名な高級 住宅地Neuilly sur Seineがあります。
Neuilly sur Seine、Levallois、St Cloud、Boulogne地区などは街並みもパリのようにきれいですが、家賃もお高めです。 パリから来ているメトロの駅がある地域も多く、交通の便は郊外の中では比較的よいと思います。
パリ郊外93県・・・パリの北側、 基本的に危ないといわれている地域ですが、 企業も多く進 出しています。 この地域で家は探していないので家賃はわかりませんが、 92県より安いと思いま す。でもやはり93県に通勤&通学経験のある私は、治安の面が不安です。
パリ郊外94県・・・パリの東側。特にパリに近いSaint -MandeやVincennes地区は、パリ並み に家賃が高いです。 他の県とくらべて「郊外」感が少なく街並みがきれいな印象が私にはあります。
パリ郊外95県・・・92県の北側にある地区です。残念ながら、 あまりこの地域は知りませ ん。
パリ郊外77県・・・94県の西に位置する、 大きな県です。パリ中心からは遠いです が、家賃はぐっと安くなります。
パリ郊外78県・・・92県のさらに外側に位置する県で、有名なヴェルサイユ城があ るところです。ヴェルサイユにでもすまない限り、 車がないと交通の便が悪いです。Zone d'Activitéと言われる、企業を誘致するエリアが多く、車がないと不便です。ちなみに筆者はこの県で働いていますが、車がないと昼休みに郵便局にも行けません。
郊外に行けば家賃は抑えられますが、 最大の問題は滞在許可証の申請。 パリ市内居住の場合、滞在許可証の延長手続きなど、 インターネットで予約を取ることがで きますが、郊外は県によっては手続きのために早朝4時ごろから列を作って県 庁前に並ばなけ ればならないところもあります。 私は働いているので、許可証の更新は確実に行いたいので、 どの県庁を避けなければならな いかをインターネットの掲示板などを読んで探しました。
また、私の勤務先は78県の辺鄙な場所にあるため、 そこへのアクセスも大切な条件でした。 パリ地方の交通網はパリを中心に発達しており、 郊外から郊外への移動は距離的に近くて も、交通機関を使うと車より3倍時間がかかる場合も稀ではないです。
結果、以下のような条件で探すことにしました。
・滞在許可証の更新が大変ではない(パリ、94県) ・ラ・デファンスへのアクセスが容易である( その近くから勤務先への高速バスが出ているた め) (パリ、92県、94県) ・駅まで徒歩5分前後
また探す物件は私1人で借りる場合は、 600ユーロ以下のStudio(1K)、カップルで住む場合は 800ユーロ以下の2部屋(2LDK)。
パリと近郊の治安について
治安・・・パリで部屋探しをする場合、一番こちらが気になると思います。
私自身短期間でひったくりに2度あって引っ越しをしているので、住居を決める時にとても重要なポイントだと思います。
私が個人的にパリ市内で避けた方がいいと思う場所は、19区、特に地下鉄の2番線のバルベス駅からラ・ラシャペルの間は危険だと思います。
20区も地区によって治安が悪そうなエリアがいくつかあります。
ただ、それ以外の地区で絶対に犯罪にあわないというわけでは残念ながらありませんが・・・
バルベス駅でもサクレクール側は比較的安全です。(数か月私は住んだことがあります。)
またベルビル周辺もアジア人(中国人)を狙った犯罪がここ数年多発しているので、避けた方がいいと思います。
基本的に、HLMといわれる国が低所得者層のために建てたマンションが近くにあり、そこで不良っぽい若者がたむろしているようなら避けた方がいいでしょう。
HLM全部が危ないというわけではないですが(中にはきれいなHLMもあるので)、まわりの雰囲気を注意してみましょう。
郊外ではやはり93県が治安が良くないと言われています。
フランスに慣れていない日本人女性が1人で住むのは、危ないと個人的にも思います。
賃貸広告等で、あぶないとされている地域なのに「治安良好」と書いてあるものもよく見かけますが、私は毎回疑問に思います。
全ての人が犯罪に合うわけではないですが、特に女性一人で住む場合、あぶないと言われる地区は避けるべきでしょう。
さて、問題の家賃ですがパリ市内でも区によって違いますし、 郊外でもパリに近いところ や、 高級住宅地で知られるところはパリ並みに高いところもあります。
パリ市内・・・1区から8区まではとっても高いです。 中心から離れるほど住居も多くなるた め、家賃は安くなります。 基本的に西の方が東より家賃が高いですが、治安が良ければ良いほど家賃が高いようです。
パリ郊外91県・・・92県の南に位置する県です。 家賃はパリやパリ近郊である92県や94県に 比べて安いですが、車がないとかなり交通の便が悪いです。私がインターネットで調べたところ、滞在許可書の取得手続きが最も大変そうな印象を受けました。
パリ郊外92県・・・パリの西側と南側に広がる、 ラデファンスがある地域です。有名な高級 住宅地Neuilly sur Seineがあります。
Neuilly sur Seine、Levallois、St Cloud、Boulogne地区などは街並みもパリのようにきれいですが、家賃もお高めです。 パリから来ているメトロの駅がある地域も多く、交通の便は郊外の中では比較的よいと思います。
パリ郊外93県・・・パリの北側、 基本的に危ないといわれている地域ですが、 企業も多く進 出しています。 この地域で家は探していないので家賃はわかりませんが、 92県より安いと思いま す。でもやはり93県に通勤&通学経験のある私は、治安の面が不安です。
パリ郊外94県・・・パリの東側。特にパリに近いSaint -MandeやVincennes地区は、パリ並み に家賃が高いです。 他の県とくらべて「郊外」感が少なく街並みがきれいな印象が私にはあります。
パリ郊外95県・・・92県の北側にある地区です。残念ながら、 あまりこの地域は知りませ ん。
パリ郊外77県・・・94県の西に位置する、 大きな県です。パリ中心からは遠いです が、家賃はぐっと安くなります。
パリ郊外78県・・・92県のさらに外側に位置する県で、有名なヴェルサイユ城があ るところです。ヴェルサイユにでもすまない限り、 車がないと交通の便が悪いです。Zone d'Activitéと言われる、企業を誘致するエリアが多く、車がないと不便です。ちなみに筆者はこの県で働いていますが、車がないと昼休みに郵便局にも行けません。
郊外に行けば家賃は抑えられますが、 最大の問題は滞在許可証の申請。 パリ市内居住の場合、滞在許可証の延長手続きなど、 インターネットで予約を取ることがで きますが、郊外は県によっては手続きのために早朝4時ごろから列を作って県 庁前に並ばなけ ればならないところもあります。 私は働いているので、許可証の更新は確実に行いたいので、 どの県庁を避けなければならな いかをインターネットの掲示板などを読んで探しました。
また、私の勤務先は78県の辺鄙な場所にあるため、 そこへのアクセスも大切な条件でした。 パリ地方の交通網はパリを中心に発達しており、 郊外から郊外への移動は距離的に近くて も、交通機関を使うと車より3倍時間がかかる場合も稀ではないです。
結果、以下のような条件で探すことにしました。
・滞在許可証の更新が大変ではない(パリ、94県) ・ラ・デファンスへのアクセスが容易である( その近くから勤務先への高速バスが出ているた め) (パリ、92県、94県) ・駅まで徒歩5分前後
また探す物件は私1人で借りる場合は、 600ユーロ以下のStudio(1K)、カップルで住む場合は 800ユーロ以下の2部屋(2LDK)。
パリと近郊の治安について
治安・・・パリで部屋探しをする場合、一番こちらが気になると思います。
私自身短期間でひったくりに2度あって引っ越しをしているので、住居を決める時にとても重要なポイントだと思います。
私が個人的にパリ市内で避けた方がいいと思う場所は、19区、特に地下鉄の2番線のバルベス駅からラ・ラシャペルの間は危険だと思います。
20区も地区によって治安が悪そうなエリアがいくつかあります。
ただ、それ以外の地区で絶対に犯罪にあわないというわけでは残念ながらありませんが・・・
バルベス駅でもサクレクール側は比較的安全です。(数か月私は住んだことがあります。)
またベルビル周辺もアジア人(中国人)を狙った犯罪がここ数年多発しているので、避けた方がいいと思います。
基本的に、HLMといわれる国が低所得者層のために建てたマンションが近くにあり、そこで不良っぽい若者がたむろしているようなら避けた方がいいでしょう。
HLM全部が危ないというわけではないですが(中にはきれいなHLMもあるので)、まわりの雰囲気を注意してみましょう。
郊外ではやはり93県が治安が良くないと言われています。
フランスに慣れていない日本人女性が1人で住むのは、危ないと個人的にも思います。
賃貸広告等で、あぶないとされている地域なのに「治安良好」と書いてあるものもよく見かけますが、私は毎回疑問に思います。
全ての人が犯罪に合うわけではないですが、特に女性一人で住む場合、あぶないと言われる地区は避けるべきでしょう。
パリでの部屋探しは想像以上に大変です。
前回ものべたように、私のお給料では日本人向けの物件は高すぎるので、とりあえずフランス人がよく使っている、以下のサイトを利用しました。
*フランス人が使う2大物件探しサイト*
PAP.fr --- 個人が個人に直接貸す物件が載っています。
seloger.com --- 不動産屋の賃貸広告が検索できるサイト。おそらくパリじゅう全ての不動産屋はこのサイトを使って、賃貸物件広告を出しているであろうと思われます。
PAPの物件は、不動産屋手数料を払わなくてよいという利点があるのですが、全体的に家賃が高めな印象を受けました。またStudioを中心に見学したのですが、私の印象ではきれいな物件は稀でした。
PAPでの物件探しも、selogerでの物件探しでも、共通することは二つ。
1.広告を見たらすぐに電話をかける。そうでないと見学すらできない。
2.入居希望の場合はdossierと呼ばれる一式の書類を提出する。
どちらのサイトも、希望する条件ごとにアラートを設定することができ、広告がでたらすぐに知ることができます。
selogerにはスマートフォン用のアプリまであります。※
1.広告を見たらすぐに電話をかける。そうでないと見学すらできない。
IT後進国だったフランスも、最近では便利な機能があるのですが、逆にいうとこの便利な機能が使えない状況にあると、物件探しには不利な状況です。
私の職場はインターネットがない特殊な環境な上、物件探し当初スマートフォンがなかった私は物件の見学の予約すらなかなかとれない状況でした。つまり、家に帰って賃貸広告をチェックし、次の日に電話するではもう遅いのです。
私はパリとパリ近郊も探しましたが、パリ市内の物件は、物件広告が出たその日のお昼休みに見学に来てくれといわれることも多く、パリから1時間半の郊外で働く私は見学すら難しい始末。1人見学にこれなくても、他に何人でも見学希望者が来るため、パリの物件は自分の希望する時間に見学の予約をとることができる可能性はとても低いです。郊外の方が、土曜日の見学が可能だったり、競争率が低いからか、不動産屋さんにもまともな対応をしてもらえます。
電話をして、担当者がいないのでかけなおす、また何も聞かれずにかけ直すので連絡先を教えてと言われても、電話をかけ直してくれないのが9割です。
とくに何も質問されず、「かけ直す」とだけ言われた場合は、見学希望者は締め切ったが、万が一入居者が決まらなかった場合の予備軍リストに入れられるだけのようなので、100%電話はかかってこないと思って、忘れましょう。
2.入居希望の場合はdossierと呼ばれる一式の書類を提出する。
さて、広告を見てすぐに電話をして、まだ見学希望者が締め切り人数に達していない場合に、まず現在あなたが何をしているかを聞かれます。
><><><><><
不動産屋「あなたは今学生ですか?会社員ですか?」
まるもっと「会社員です。」
(学生の場合は、保証人がいない限り、まず貸してもらえないので、保証人がいない場合はその場で断られます。)
不動産屋「正社員ですか?」
まるもっと「はい。」
不動産屋「いつから働いていますか?試用期間中ではないですか?」
まるもっと「2年ぐらいになります。」
不動産屋「あなたの収入はいくらですか?。」
まるもっと「xxxxユーロです。」
不動産屋「それは手取りですか?」
まるもっと「はい、そうです。」
><><><><><
不動産屋がかわっても、このやりとりは100%行われます。
今では私は、
不動産屋「あなたは今学生ですか?会社員ですか?」
まるもっと「正社員で今の会社に就職して、2年ほど経ちます。私の収入は手取りでxxxxユーロです。」
と、1問目で全てを答えるようにしています。
この時に、手取り収入が家賃の3倍でないと、受け付けてもらえません。
日本の新卒以下の収入のまるもっとは、パリ市内だと15平米の1Kしか借りることができません。もうすぐ30代半ば、ちょっとせつないですね。
さてめでたく見学にこぎつけました。
その時に持参していかなければならないのが、書類一式。
不動産屋さんによっては、見学後メールで受け付けてくれたり、ちょっと考えて自分の選択に迷いがない場合は書類をくださいとわれるところもありました。
不動産屋さんではなく、個人の大家さんから直接借りる場合は、プリントアウトした書類を持って行った方がいいでしょう。その場で決めてしまう大家さんも多いようです。
要求されるクラッシックな書類は・・・
身分証明書のコピー(以下全てコピー)
労働契約書
雇い主があなたが正社員で、試用期間中でもなく、退職届も出していない状態だと照明するレター
最近3カ月の給与明細書
最新の確定申告書
最近3カ月の家賃の領収書
(もし人の家に住まわせてもらっている場合は、その人に書いてもらう住居証明書)
もし、保証人をつける場合は、保証人の同上の書類が必要です。
また、不動産屋によっては、電気料金の請求書(住居証明)や、車の権利証(おそらくどんな車に乗っているかを見るため)を要求してくる場合もあります。
お給料の話はしないといわれるフランス人ですが、部屋探しの場合は、なんのタブーもなく、全ての収入をさらけださなければなりません。
そして提出された複数の書類から、「1番いい書類」が選ばれます。
※selogerPCサイトでは、物件によって不動産屋の連絡先が見られない場合があります。その時は、有料の電話番号に電話をして、コードを入手しないと連絡先が見られないのですが、アラート設定後送られてくるメール、スマートフォンのアプリ上では、連絡先を見られるようになっています。
前回ものべたように、私のお給料では日本人向けの物件は高すぎるので、とりあえずフランス人がよく使っている、以下のサイトを利用しました。
*フランス人が使う2大物件探しサイト*
PAP.fr --- 個人が個人に直接貸す物件が載っています。
seloger.com --- 不動産屋の賃貸広告が検索できるサイト。おそらくパリじゅう全ての不動産屋はこのサイトを使って、賃貸物件広告を出しているであろうと思われます。
PAPの物件は、不動産屋手数料を払わなくてよいという利点があるのですが、全体的に家賃が高めな印象を受けました。またStudioを中心に見学したのですが、私の印象ではきれいな物件は稀でした。
PAPでの物件探しも、selogerでの物件探しでも、共通することは二つ。
1.広告を見たらすぐに電話をかける。そうでないと見学すらできない。
2.入居希望の場合はdossierと呼ばれる一式の書類を提出する。
どちらのサイトも、希望する条件ごとにアラートを設定することができ、広告がでたらすぐに知ることができます。
selogerにはスマートフォン用のアプリまであります。※
1.広告を見たらすぐに電話をかける。そうでないと見学すらできない。
IT後進国だったフランスも、最近では便利な機能があるのですが、逆にいうとこの便利な機能が使えない状況にあると、物件探しには不利な状況です。
私の職場はインターネットがない特殊な環境な上、物件探し当初スマートフォンがなかった私は物件の見学の予約すらなかなかとれない状況でした。つまり、家に帰って賃貸広告をチェックし、次の日に電話するではもう遅いのです。
私はパリとパリ近郊も探しましたが、パリ市内の物件は、物件広告が出たその日のお昼休みに見学に来てくれといわれることも多く、パリから1時間半の郊外で働く私は見学すら難しい始末。1人見学にこれなくても、他に何人でも見学希望者が来るため、パリの物件は自分の希望する時間に見学の予約をとることができる可能性はとても低いです。郊外の方が、土曜日の見学が可能だったり、競争率が低いからか、不動産屋さんにもまともな対応をしてもらえます。
電話をして、担当者がいないのでかけなおす、また何も聞かれずにかけ直すので連絡先を教えてと言われても、電話をかけ直してくれないのが9割です。
とくに何も質問されず、「かけ直す」とだけ言われた場合は、見学希望者は締め切ったが、万が一入居者が決まらなかった場合の予備軍リストに入れられるだけのようなので、100%電話はかかってこないと思って、忘れましょう。
2.入居希望の場合はdossierと呼ばれる一式の書類を提出する。
さて、広告を見てすぐに電話をして、まだ見学希望者が締め切り人数に達していない場合に、まず現在あなたが何をしているかを聞かれます。
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不動産屋「あなたは今学生ですか?会社員ですか?」
まるもっと「会社員です。」
(学生の場合は、保証人がいない限り、まず貸してもらえないので、保証人がいない場合はその場で断られます。)
不動産屋「正社員ですか?」
まるもっと「はい。」
不動産屋「いつから働いていますか?試用期間中ではないですか?」
まるもっと「2年ぐらいになります。」
不動産屋「あなたの収入はいくらですか?。」
まるもっと「xxxxユーロです。」
不動産屋「それは手取りですか?」
まるもっと「はい、そうです。」
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不動産屋がかわっても、このやりとりは100%行われます。
今では私は、
不動産屋「あなたは今学生ですか?会社員ですか?」
まるもっと「正社員で今の会社に就職して、2年ほど経ちます。私の収入は手取りでxxxxユーロです。」
と、1問目で全てを答えるようにしています。
この時に、手取り収入が家賃の3倍でないと、受け付けてもらえません。
日本の新卒以下の収入のまるもっとは、パリ市内だと15平米の1Kしか借りることができません。もうすぐ30代半ば、ちょっとせつないですね。
さてめでたく見学にこぎつけました。
その時に持参していかなければならないのが、書類一式。
不動産屋さんによっては、見学後メールで受け付けてくれたり、ちょっと考えて自分の選択に迷いがない場合は書類をくださいとわれるところもありました。
不動産屋さんではなく、個人の大家さんから直接借りる場合は、プリントアウトした書類を持って行った方がいいでしょう。その場で決めてしまう大家さんも多いようです。
要求されるクラッシックな書類は・・・
身分証明書のコピー(以下全てコピー)
労働契約書
雇い主があなたが正社員で、試用期間中でもなく、退職届も出していない状態だと照明するレター
最近3カ月の給与明細書
最新の確定申告書
最近3カ月の家賃の領収書
(もし人の家に住まわせてもらっている場合は、その人に書いてもらう住居証明書)
もし、保証人をつける場合は、保証人の同上の書類が必要です。
また、不動産屋によっては、電気料金の請求書(住居証明)や、車の権利証(おそらくどんな車に乗っているかを見るため)を要求してくる場合もあります。
お給料の話はしないといわれるフランス人ですが、部屋探しの場合は、なんのタブーもなく、全ての収入をさらけださなければなりません。
そして提出された複数の書類から、「1番いい書類」が選ばれます。
※selogerPCサイトでは、物件によって不動産屋の連絡先が見られない場合があります。その時は、有料の電話番号に電話をして、コードを入手しないと連絡先が見られないのですが、アラート設定後送られてくるメール、スマートフォンのアプリ上では、連絡先を見られるようになっています。
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女性
自己紹介:
日本の大学でフランス語を専攻。その後就職難に見舞われ、2004年からフランスで学生&アルバイト生活をはじめる。
2010年に、国際ビジネス修士号を取得し長い学生生活に終止符を打つ。
現在はとりあえず超文系にもかかわらずエンジニアリング系の会社でサラリーマン生活。
2010年に、国際ビジネス修士号を取得し長い学生生活に終止符を打つ。
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