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フランスで海外就職し、地味なサラリーマン生活を送る私の日常。
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今回はキャロットケーキでも紹介した、ベルシー・ビラージュのベーグルサンドイッチ屋さん、Factory&Coのチーズケーキ。






目移りするほどたくさんのチーズケーキの種類があるのですが、今回選んだのはラズベリー&ホワイトチョコレートフレーバーのチーズケーキ。

とてもクリーミーで、予想していたよりはしつこくなかったです。でも1つ食べきるのはちょっときつい。





ホワイトチョコレートの存在感が強く、ラズベリーの味があまり感じられなかったのが残念。もうすこしラズベリーの味がきいていれば、最後まで食べることができたのにと思います。
ビスケットは、シナモン味だと思いますが、おいしかったです。

次の機会があれば、シンプルな味に挑戦してみたいと思います。
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今回は、ベルシー・ビラージュにできたベーグルサンドイッチ屋さん、Factory&Coで食べたキャロットケーキ。

本場アメリカのベーグルの味を知る友人も、とってもおいしいと言っていたベーグルが食べられるこのお店は、デザートもアメリカンを感じさせるラインナップ。






こちらのキャロットケーキは、アメリカっぽくローフケーキ型のもの。
結構大き目のくるみがたくさんはいり、スパイスもきいていて、なかなかおいしかったです。
パリで食べることができるキャロットケーキでは、上位に入るのではないでしょうか。






その他、ベーグルはもちろん、チーズケーキもいろいろな種類があったので、また試してみたいです。






Bercy Village
ベルシー・ビラージュ(ベルシー村)は、元は倉庫だった建物を改造したお店やレストランが並ぶ、ショッピングセンターです。
ショッピングセンターといっても、石畳の通り(昔の線路跡も見えます)にお店が並ぶとれもかわいらしい雰囲気です。
日曜日もあいているお店が多いようです。
パリか郊外か

さて、問題の家賃ですがパリ市内でも区によって違いますし、 郊外でもパリに近いところ や、 高級住宅地で知られるところはパリ並みに高いところもあります。

パリ市内・・・1区から8区まではとっても高いです。 中心から離れるほど住居も多くなるた め、家賃は安くなります。 基本的に西の方が東より家賃が高いですが、治安が良ければ良いほど家賃が高いようです。

パリ郊外91県・・・92県の南に位置する県です。 家賃はパリやパリ近郊である92県や94県に 比べて安いですが、車がないとかなり交通の便が悪いです。私がインターネットで調べたところ、滞在許可書の取得手続きが最も大変そうな印象を受けました。

パリ郊外92県・・・パリの西側と南側に広がる、 ラデファンスがある地域です。有名な高級 住宅地Neuilly sur Seineがあります。
Neuilly sur Seine、Levallois、St Cloud、Boulogne地区などは街並みもパリのようにきれいですが、家賃もお高めです。 パリから来ているメトロの駅がある地域も多く、交通の便は郊外の中では比較的よいと思います。

パリ郊外93県・・・パリの北側、 基本的に危ないといわれている地域ですが、 企業も多く進 出しています。 この地域で家は探していないので家賃はわかりませんが、 92県より安いと思いま す。でもやはり93県に通勤&通学経験のある私は、治安の面が不安です。

パリ郊外94県・・・パリの東側。特にパリに近いSaint -MandeやVincennes地区は、パリ並み に家賃が高いです。 他の県とくらべて「郊外」感が少なく街並みがきれいな印象が私にはあります。

パリ郊外95県・・・92県の北側にある地区です。残念ながら、 あまりこの地域は知りませ ん。

パリ郊外77県・・・94県の西に位置する、 大きな県です。パリ中心からは遠いです が、家賃はぐっと安くなります。

パリ郊外78県・・・92県のさらに外側に位置する県で、有名なヴェルサイユ城があ るところです。ヴェルサイユにでもすまない限り、 車がないと交通の便が悪いです。Zone d'Activitéと言われる、企業を誘致するエリアが多く、車がないと不便です。ちなみに筆者はこの県で働いていますが、車がないと昼休みに郵便局にも行けません。

郊外に行けば家賃は抑えられますが、 最大の問題は滞在許可証の申請。 パリ市内居住の場合、滞在許可証の延長手続きなど、 インターネットで予約を取ることがで きますが、郊外は県によっては手続きのために早朝4時ごろから列を作って県 庁前に並ばなけ ればならないところもあります。 私は働いているので、許可証の更新は確実に行いたいので、 どの県庁を避けなければならな いかをインターネットの掲示板などを読んで探しました。

また、私の勤務先は78県の辺鄙な場所にあるため、 そこへのアクセスも大切な条件でした。 パリ地方の交通網はパリを中心に発達しており、 郊外から郊外への移動は距離的に近くて も、交通機関を使うと車より3倍時間がかかる場合も稀ではないです。

結果、以下のような条件で探すことにしました。

・滞在許可証の更新が大変ではない(パリ、94県) ・ラ・デファンスへのアクセスが容易である( その近くから勤務先への高速バスが出ているた め) (パリ、92県、94県) ・駅まで徒歩5分前後

また探す物件は私1人で借りる場合は、 600ユーロ以下のStudio(1K)、カップルで住む場合は 800ユーロ以下の2部屋(2LDK)。



パリと近郊の治安について


治安・・・パリで部屋探しをする場合、一番こちらが気になると思います。
私自身短期間でひったくりに2度あって引っ越しをしているので、住居を決める時にとても重要なポイントだと思います。

私が個人的にパリ市内で避けた方がいいと思う場所は、19区、特に地下鉄の2番線のバルベス駅からラ・ラシャペルの間は危険だと思います。
20区も地区によって治安が悪そうなエリアがいくつかあります。
ただ、それ以外の地区で絶対に犯罪にあわないというわけでは残念ながらありませんが・・・
バルベス駅でもサクレクール側は比較的安全です。(数か月私は住んだことがあります。)
またベルビル周辺もアジア人(中国人)を狙った犯罪がここ数年多発しているので、避けた方がいいと思います。

基本的に、HLMといわれる国が低所得者層のために建てたマンションが近くにあり、そこで不良っぽい若者がたむろしているようなら避けた方がいいでしょう。
HLM全部が危ないというわけではないですが(中にはきれいなHLMもあるので)、まわりの雰囲気を注意してみましょう。

郊外ではやはり93県が治安が良くないと言われています。
フランスに慣れていない日本人女性が1人で住むのは、危ないと個人的にも思います。

賃貸広告等で、あぶないとされている地域なのに「治安良好」と書いてあるものもよく見かけますが、私は毎回疑問に思います。
全ての人が犯罪に合うわけではないですが、特に女性一人で住む場合、あぶないと言われる地区は避けるべきでしょう。


パリでの部屋探しは想像以上に大変です。

前回ものべたように、私のお給料では日本人向けの物件は高すぎるので、とりあえずフランス人がよく使っている、以下のサイトを利用しました。

*フランス人が使う2大物件探しサイト*

PAP.fr --- 個人が個人に直接貸す物件が載っています。

seloger.com --- 不動産屋の賃貸広告が検索できるサイト。おそらくパリじゅう全ての不動産屋はこのサイトを使って、賃貸物件広告を出しているであろうと思われます。


PAPの物件は、不動産屋手数料を払わなくてよいという利点があるのですが、全体的に家賃が高めな印象を受けました。またStudioを中心に見学したのですが、私の印象ではきれいな物件は稀でした。

PAPでの物件探しも、selogerでの物件探しでも、共通することは二つ。

1.広告を見たらすぐに電話をかける。そうでないと見学すらできない。
2.入居希望の場合はdossierと呼ばれる一式の書類を提出する。

どちらのサイトも、希望する条件ごとにアラートを設定することができ、広告がでたらすぐに知ることができます。
selogerにはスマートフォン用のアプリまであります。※


1.広告を見たらすぐに電話をかける。そうでないと見学すらできない。

IT後進国だったフランスも、最近では便利な機能があるのですが、逆にいうとこの便利な機能が使えない状況にあると、物件探しには不利な状況です。

私の職場はインターネットがない特殊な環境な上、物件探し当初スマートフォンがなかった私は物件の見学の予約すらなかなかとれない状況でした。つまり、家に帰って賃貸広告をチェックし、次の日に電話するではもう遅いのです。

私はパリとパリ近郊も探しましたが、パリ市内の物件は、物件広告が出たその日のお昼休みに見学に来てくれといわれることも多く、パリから1時間半の郊外で働く私は見学すら難しい始末。1人見学にこれなくても、他に何人でも見学希望者が来るため、パリの物件は自分の希望する時間に見学の予約をとることができる可能性はとても低いです。郊外の方が、土曜日の見学が可能だったり、競争率が低いからか、不動産屋さんにもまともな対応をしてもらえます。

電話をして、担当者がいないのでかけなおす、また何も聞かれずにかけ直すので連絡先を教えてと言われても、電話をかけ直してくれないのが9割です。
とくに何も質問されず、「かけ直す」とだけ言われた場合は、見学希望者は締め切ったが、万が一入居者が決まらなかった場合の予備軍リストに入れられるだけのようなので、100%電話はかかってこないと思って、忘れましょう。


2.入居希望の場合はdossierと呼ばれる一式の書類を提出する。

さて、広告を見てすぐに電話をして、まだ見学希望者が締め切り人数に達していない場合に、まず現在あなたが何をしているかを聞かれます。

        ><><><><><

不動産屋「あなたは今学生ですか?会社員ですか?」

まるもっと「会社員です。」

(学生の場合は、保証人がいない限り、まず貸してもらえないので、保証人がいない場合はその場で断られます。)

不動産屋「正社員ですか?」

まるもっと「はい。」

不動産屋「いつから働いていますか?試用期間中ではないですか?」

まるもっと「2年ぐらいになります。」

不動産屋「あなたの収入はいくらですか?。」

まるもっと「xxxxユーロです。」

不動産屋「それは手取りですか?」

まるもっと「はい、そうです。」


       ><><><><><


不動産屋がかわっても、このやりとりは100%行われます。
今では私は、

不動産屋「あなたは今学生ですか?会社員ですか?」

まるもっと「正社員で今の会社に就職して、2年ほど経ちます。私の収入は手取りでxxxxユーロです。」

と、1問目で全てを答えるようにしています。

この時に、手取り収入が家賃の3倍でないと、受け付けてもらえません。
日本の新卒以下の収入のまるもっとは、パリ市内だと15平米の1Kしか借りることができません。もうすぐ30代半ば、ちょっとせつないですね。


さてめでたく見学にこぎつけました。
その時に持参していかなければならないのが、書類一式。
不動産屋さんによっては、見学後メールで受け付けてくれたり、ちょっと考えて自分の選択に迷いがない場合は書類をくださいとわれるところもありました。

不動産屋さんではなく、個人の大家さんから直接借りる場合は、プリントアウトした書類を持って行った方がいいでしょう。その場で決めてしまう大家さんも多いようです。

要求されるクラッシックな書類は・・・

身分証明書のコピー(以下全てコピー)
労働契約書
雇い主があなたが正社員で、試用期間中でもなく、退職届も出していない状態だと照明するレター
最近3カ月の給与明細書
最新の確定申告書
最近3カ月の家賃の領収書
(もし人の家に住まわせてもらっている場合は、その人に書いてもらう住居証明書)

もし、保証人をつける場合は、保証人の同上の書類が必要です。

また、不動産屋によっては、電気料金の請求書(住居証明)や、車の権利証(おそらくどんな車に乗っているかを見るため)を要求してくる場合もあります。

お給料の話はしないといわれるフランス人ですが、部屋探しの場合は、なんのタブーもなく、全ての収入をさらけださなければなりません。

そして提出された複数の書類から、「1番いい書類」が選ばれます。



※selogerPCサイトでは、物件によって不動産屋の連絡先が見られない場合があります。その時は、有料の電話番号に電話をして、コードを入手しないと連絡先が見られないのですが、アラート設定後送られてくるメール、スマートフォンのアプリ上では、連絡先を見られるようになっています。

パリの部屋探しは大変です。

パリ市内ではここ十数年間で、地価の高騰が激しく、それにともなって家賃もどんどん上がっています。
とくに2000年から2008年の間には地価が倍になりました。

パリ市内はとくに建物建築の際の規制が厳しく、東京のようにどんどんマンションを建設ということができないので、慢性的に住宅不足なのです。

住宅不足のため、物件の築年数にかかわらず、物件の価値は地価の上昇にともなって上がっていきます。そのため、投機の対象になり、地価がさらに上昇するという悪循環が続いています。

逆にいえば、ローンを組んで買った物件の価値は時がたっても下がらない状況なので、借りるより買った方が絶対にお得なのです。

私はパリ1区のオペラ座近くの賃貸アパートに5年近く住んでいましたが、今年の6月についにアパートを出ることを決めました。

17世紀に建てられた「パリ1区のオペラ座近く」と言うと、とてもおしゃれで素敵なイメージですが、実際にはしょっちゅうお湯がでなくなる、隣人の電話でしゃべっている声が丸聞こえ、ねずみが出る度に隣人が引っ越すという状況でした。

この部屋に引っ越す前私は、19区の中国人が多い庶民的な地域に住んでいたのですが、住み始めて2年目ごろから治安が悪くなり、12月と4月に立て続けにひったくりにあったため、とりあえず他の地域へということで、一番最初に見学したこの物件に引っ越したわけです。
(19区のBelleville界隈は近年、中国人を狙ったひったくりが多発していて、アジア人は一様に狙われやすいので気をつけましょう。Bellevilleに住む中国人はカードを使う習慣がなく、大量の現金を携帯しているので、移民系の不良たちに狙われるようになったそうです。)

1区のアパートは場所があまりに便利だったため、ねずみにも耐え5年間暮らしましたが、家賃が680€から710€になった時に、17平米のぼろいアパートを出る決意をしました。(実際には30€の値上がりなのですが、6から7の移行は心理的なショックでした。)

もちろんでかいどぶねずみが家に侵入して以来、なんどか家を探したのですが、保証人なしで借りられる日本人向け物件は私には高すぎて、いい物件がみつからなかったのです。

2010年秋からフルタイム正社員として働き始めたので、この際アパートを購入してみようと、いくら借りれるかローンの試算をしてもらったのですが、日本の新卒以下の私のお給料で買うことができるパリ市内の物件は、9平米の屋根裏部屋のみ。

アパート購入はあきらめ、賃貸物件を探すことに・・・。(続く)




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自己紹介:
日本の大学でフランス語を専攻。その後就職難に見舞われ、2004年からフランスで学生&アルバイト生活をはじめる。
2010年に、国際ビジネス修士号を取得し長い学生生活に終止符を打つ。
現在はとりあえず超文系にもかかわらずエンジニアリング系の会社でサラリーマン生活。
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