フランスで海外就職し、地味なサラリーマン生活を送る私の日常。
パリでの部屋探しは想像以上に大変です。
前回ものべたように、私のお給料では日本人向けの物件は高すぎるので、とりあえずフランス人がよく使っている、以下のサイトを利用しました。
*フランス人が使う2大物件探しサイト*
PAP.fr --- 個人が個人に直接貸す物件が載っています。
seloger.com --- 不動産屋の賃貸広告が検索できるサイト。おそらくパリじゅう全ての不動産屋はこのサイトを使って、賃貸物件広告を出しているであろうと思われます。
PAPの物件は、不動産屋手数料を払わなくてよいという利点があるのですが、全体的に家賃が高めな印象を受けました。またStudioを中心に見学したのですが、私の印象ではきれいな物件は稀でした。
PAPでの物件探しも、selogerでの物件探しでも、共通することは二つ。
1.広告を見たらすぐに電話をかける。そうでないと見学すらできない。
2.入居希望の場合はdossierと呼ばれる一式の書類を提出する。
どちらのサイトも、希望する条件ごとにアラートを設定することができ、広告がでたらすぐに知ることができます。
selogerにはスマートフォン用のアプリまであります。※
1.広告を見たらすぐに電話をかける。そうでないと見学すらできない。
IT後進国だったフランスも、最近では便利な機能があるのですが、逆にいうとこの便利な機能が使えない状況にあると、物件探しには不利な状況です。
私の職場はインターネットがない特殊な環境な上、物件探し当初スマートフォンがなかった私は物件の見学の予約すらなかなかとれない状況でした。つまり、家に帰って賃貸広告をチェックし、次の日に電話するではもう遅いのです。
私はパリとパリ近郊も探しましたが、パリ市内の物件は、物件広告が出たその日のお昼休みに見学に来てくれといわれることも多く、パリから1時間半の郊外で働く私は見学すら難しい始末。1人見学にこれなくても、他に何人でも見学希望者が来るため、パリの物件は自分の希望する時間に見学の予約をとることができる可能性はとても低いです。郊外の方が、土曜日の見学が可能だったり、競争率が低いからか、不動産屋さんにもまともな対応をしてもらえます。
電話をして、担当者がいないのでかけなおす、また何も聞かれずにかけ直すので連絡先を教えてと言われても、電話をかけ直してくれないのが9割です。
とくに何も質問されず、「かけ直す」とだけ言われた場合は、見学希望者は締め切ったが、万が一入居者が決まらなかった場合の予備軍リストに入れられるだけのようなので、100%電話はかかってこないと思って、忘れましょう。
2.入居希望の場合はdossierと呼ばれる一式の書類を提出する。
さて、広告を見てすぐに電話をして、まだ見学希望者が締め切り人数に達していない場合に、まず現在あなたが何をしているかを聞かれます。
><><><><><
不動産屋「あなたは今学生ですか?会社員ですか?」
まるもっと「会社員です。」
(学生の場合は、保証人がいない限り、まず貸してもらえないので、保証人がいない場合はその場で断られます。)
不動産屋「正社員ですか?」
まるもっと「はい。」
不動産屋「いつから働いていますか?試用期間中ではないですか?」
まるもっと「2年ぐらいになります。」
不動産屋「あなたの収入はいくらですか?。」
まるもっと「xxxxユーロです。」
不動産屋「それは手取りですか?」
まるもっと「はい、そうです。」
><><><><><
不動産屋がかわっても、このやりとりは100%行われます。
今では私は、
不動産屋「あなたは今学生ですか?会社員ですか?」
まるもっと「正社員で今の会社に就職して、2年ほど経ちます。私の収入は手取りでxxxxユーロです。」
と、1問目で全てを答えるようにしています。
この時に、手取り収入が家賃の3倍でないと、受け付けてもらえません。
日本の新卒以下の収入のまるもっとは、パリ市内だと15平米の1Kしか借りることができません。もうすぐ30代半ば、ちょっとせつないですね。
さてめでたく見学にこぎつけました。
その時に持参していかなければならないのが、書類一式。
不動産屋さんによっては、見学後メールで受け付けてくれたり、ちょっと考えて自分の選択に迷いがない場合は書類をくださいとわれるところもありました。
不動産屋さんではなく、個人の大家さんから直接借りる場合は、プリントアウトした書類を持って行った方がいいでしょう。その場で決めてしまう大家さんも多いようです。
要求されるクラッシックな書類は・・・
身分証明書のコピー(以下全てコピー)
労働契約書
雇い主があなたが正社員で、試用期間中でもなく、退職届も出していない状態だと照明するレター
最近3カ月の給与明細書
最新の確定申告書
最近3カ月の家賃の領収書
(もし人の家に住まわせてもらっている場合は、その人に書いてもらう住居証明書)
もし、保証人をつける場合は、保証人の同上の書類が必要です。
また、不動産屋によっては、電気料金の請求書(住居証明)や、車の権利証(おそらくどんな車に乗っているかを見るため)を要求してくる場合もあります。
お給料の話はしないといわれるフランス人ですが、部屋探しの場合は、なんのタブーもなく、全ての収入をさらけださなければなりません。
そして提出された複数の書類から、「1番いい書類」が選ばれます。
※selogerPCサイトでは、物件によって不動産屋の連絡先が見られない場合があります。その時は、有料の電話番号に電話をして、コードを入手しないと連絡先が見られないのですが、アラート設定後送られてくるメール、スマートフォンのアプリ上では、連絡先を見られるようになっています。
前回ものべたように、私のお給料では日本人向けの物件は高すぎるので、とりあえずフランス人がよく使っている、以下のサイトを利用しました。
*フランス人が使う2大物件探しサイト*
PAP.fr --- 個人が個人に直接貸す物件が載っています。
seloger.com --- 不動産屋の賃貸広告が検索できるサイト。おそらくパリじゅう全ての不動産屋はこのサイトを使って、賃貸物件広告を出しているであろうと思われます。
PAPの物件は、不動産屋手数料を払わなくてよいという利点があるのですが、全体的に家賃が高めな印象を受けました。またStudioを中心に見学したのですが、私の印象ではきれいな物件は稀でした。
PAPでの物件探しも、selogerでの物件探しでも、共通することは二つ。
1.広告を見たらすぐに電話をかける。そうでないと見学すらできない。
2.入居希望の場合はdossierと呼ばれる一式の書類を提出する。
どちらのサイトも、希望する条件ごとにアラートを設定することができ、広告がでたらすぐに知ることができます。
selogerにはスマートフォン用のアプリまであります。※
1.広告を見たらすぐに電話をかける。そうでないと見学すらできない。
IT後進国だったフランスも、最近では便利な機能があるのですが、逆にいうとこの便利な機能が使えない状況にあると、物件探しには不利な状況です。
私の職場はインターネットがない特殊な環境な上、物件探し当初スマートフォンがなかった私は物件の見学の予約すらなかなかとれない状況でした。つまり、家に帰って賃貸広告をチェックし、次の日に電話するではもう遅いのです。
私はパリとパリ近郊も探しましたが、パリ市内の物件は、物件広告が出たその日のお昼休みに見学に来てくれといわれることも多く、パリから1時間半の郊外で働く私は見学すら難しい始末。1人見学にこれなくても、他に何人でも見学希望者が来るため、パリの物件は自分の希望する時間に見学の予約をとることができる可能性はとても低いです。郊外の方が、土曜日の見学が可能だったり、競争率が低いからか、不動産屋さんにもまともな対応をしてもらえます。
電話をして、担当者がいないのでかけなおす、また何も聞かれずにかけ直すので連絡先を教えてと言われても、電話をかけ直してくれないのが9割です。
とくに何も質問されず、「かけ直す」とだけ言われた場合は、見学希望者は締め切ったが、万が一入居者が決まらなかった場合の予備軍リストに入れられるだけのようなので、100%電話はかかってこないと思って、忘れましょう。
2.入居希望の場合はdossierと呼ばれる一式の書類を提出する。
さて、広告を見てすぐに電話をして、まだ見学希望者が締め切り人数に達していない場合に、まず現在あなたが何をしているかを聞かれます。
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不動産屋「あなたは今学生ですか?会社員ですか?」
まるもっと「会社員です。」
(学生の場合は、保証人がいない限り、まず貸してもらえないので、保証人がいない場合はその場で断られます。)
不動産屋「正社員ですか?」
まるもっと「はい。」
不動産屋「いつから働いていますか?試用期間中ではないですか?」
まるもっと「2年ぐらいになります。」
不動産屋「あなたの収入はいくらですか?。」
まるもっと「xxxxユーロです。」
不動産屋「それは手取りですか?」
まるもっと「はい、そうです。」
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不動産屋がかわっても、このやりとりは100%行われます。
今では私は、
不動産屋「あなたは今学生ですか?会社員ですか?」
まるもっと「正社員で今の会社に就職して、2年ほど経ちます。私の収入は手取りでxxxxユーロです。」
と、1問目で全てを答えるようにしています。
この時に、手取り収入が家賃の3倍でないと、受け付けてもらえません。
日本の新卒以下の収入のまるもっとは、パリ市内だと15平米の1Kしか借りることができません。もうすぐ30代半ば、ちょっとせつないですね。
さてめでたく見学にこぎつけました。
その時に持参していかなければならないのが、書類一式。
不動産屋さんによっては、見学後メールで受け付けてくれたり、ちょっと考えて自分の選択に迷いがない場合は書類をくださいとわれるところもありました。
不動産屋さんではなく、個人の大家さんから直接借りる場合は、プリントアウトした書類を持って行った方がいいでしょう。その場で決めてしまう大家さんも多いようです。
要求されるクラッシックな書類は・・・
身分証明書のコピー(以下全てコピー)
労働契約書
雇い主があなたが正社員で、試用期間中でもなく、退職届も出していない状態だと照明するレター
最近3カ月の給与明細書
最新の確定申告書
最近3カ月の家賃の領収書
(もし人の家に住まわせてもらっている場合は、その人に書いてもらう住居証明書)
もし、保証人をつける場合は、保証人の同上の書類が必要です。
また、不動産屋によっては、電気料金の請求書(住居証明)や、車の権利証(おそらくどんな車に乗っているかを見るため)を要求してくる場合もあります。
お給料の話はしないといわれるフランス人ですが、部屋探しの場合は、なんのタブーもなく、全ての収入をさらけださなければなりません。
そして提出された複数の書類から、「1番いい書類」が選ばれます。
※selogerPCサイトでは、物件によって不動産屋の連絡先が見られない場合があります。その時は、有料の電話番号に電話をして、コードを入手しないと連絡先が見られないのですが、アラート設定後送られてくるメール、スマートフォンのアプリ上では、連絡先を見られるようになっています。
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まるもっと
性別:
女性
自己紹介:
日本の大学でフランス語を専攻。その後就職難に見舞われ、2004年からフランスで学生&アルバイト生活をはじめる。
2010年に、国際ビジネス修士号を取得し長い学生生活に終止符を打つ。
現在はとりあえず超文系にもかかわらずエンジニアリング系の会社でサラリーマン生活。
2010年に、国際ビジネス修士号を取得し長い学生生活に終止符を打つ。
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