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フランスで海外就職し、地味なサラリーマン生活を送る私の日常。
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仏労働者は「1日3時間しか働かない」
http://www.afpbb.com/articles/-/2930103?pid=10322749

といったのは、仏政府の要請で買収のために、タイヤメーカー、グッドイヤーの仏工場を視察した、アメリカのタイヤメーカー、タイタン・インターナショナルのCEOだそうです。

「フランス人は働かない」と何故か世界中で思われているようですが、これは本当なんでしょうか??

私も実際にこちらで働き始める前はそう思っていました。というのも、概して日常接するサービス業に従事する人達(スーパーのレジ、店員、窓口の係など)の中には、日本だったら首にされてもおかしくないだろうな・・・というレベルの働き方をしているをいっぱい見るからです。

こちらで実際に5社で働いた経験からして結論は。。。

- いわゆるホワイトカラー(オフィスワーカー)の若い人で不安定な雇用状況の人(契約社員など)や、今後のために経験をつみたいと思っている人はよく働く。
- 私がしっている某自動車大手では、管理職はものすごく働いているが、それ以外の人は規定労働時間以外働かないし、休憩時間も長い。

こちらは労働者の権利が日本に比べるとものすごく守られているため、店員が客の前で同僚とおしゃべりしてばっかりぐらいでは、やめさせたり、反省させたりできないのです。

とはいえ、私は労働者の権利を守らないいわゆる「ブラック企業」の悪徳経営者もフランスで結構見てきました。そいういう人たちは、仕事探しに苦労している若くて経験のない人や、外国人の弱みにつけこみます。結局法律で守られていても、そこしか働く場がないから訴え出れなかったり、ハラスメントなどを受けても違法性を立証するのが簡単でないのは、こちらでも同じです。

また、お給料格差もすごいです。いくら学歴があっても、有名校を出ているか、IT関係でもないかぎり、お給料はかなり低いです。定期昇給なんて存在しません。
お給料が低くても、パートタイムだろうがなんだろうが容赦なく社会保障費がひかれ(約25%)、それと別に所得税、住民税がかかります。所得税と住民税は各個人が国に直接払うのですが、これがもし給与明細でひかれていたら、手取り額がさらに低くなってみんな働く気なくなっちゃうだろうなーと思います。
その分社会保障がしっかりしているかもしれませんが、独身で低所得だと生活は苦しいし、社会保障費の払い損だな・・・と私は思います。

そこで、フランスで就職して幸せになる条件を大きく三つ挙げると・・・
- フランスの超有名校で修士号まで取る
- 自分で事業を起こして成功する
- もしくは低所得でも生活を楽しめるようになる

最初の二つは誰にでもその能力や才能があるわけではないですね。
まるもっとは、「低所得でも生活を楽しめるようになる」ようにならなければならないのですが、日本のような消費文化の国出身だと、なかなか難しいのが本音です。




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[05/16 やよ吉]
プロフィール
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まるもっと
性別:
女性
自己紹介:
日本の大学でフランス語を専攻。その後就職難に見舞われ、2004年からフランスで学生&アルバイト生活をはじめる。
2010年に、国際ビジネス修士号を取得し長い学生生活に終止符を打つ。
現在はとりあえず超文系にもかかわらずエンジニアリング系の会社でサラリーマン生活。
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