フランスで海外就職し、地味なサラリーマン生活を送る私の日常。
*6度目のDissier提出-これがパリの部屋探し-*
さて、20区の物件から返事がくるまでの間も、部屋探しをやめるわけにはいきません。
今回パリのStudioタイプのものは4件ほど見ましたが、住みたいと思うような物件は1つもありませんでした。
まず、不動産屋を通してStudioの見学は、見学の予約だけでも大変です。
Studioも相当電話をかけましたが、不動産屋を通して見学できたのは、2件のみ。
予約をとりつけても、私が見学する前にもう入居者が決まったということで、見学をキャンセルされたことも2回ありました。
OVNIやMIXIなどで日本人向けの物件の場合は、見学もしやすいですが、私の予算ではあまりいい物件はありませんでした。
中には広告にははっきりと面積数をかかず、実際に聞くと9平米以下という物件もありました。
(フランスの法律で9平米以下の物件を貸すことは禁止されています)
不動産屋を通して見た一件目は、9区のサンラザール駅近くという便利なところにありました。
結構古い部屋で、それなりに清潔だったのですが、まだどんどんDossierを出すという気になっていなかったころなので、Dossierは提出せず。
2度目の物件は、家賃未払い保険加入対象の物件で、ここの不動産屋からは珍しく、電話、メール、SMS、三つの手段で連絡が来ました。
書類一式を持って見学に来てくださいとのことだったので、しっかり書類をプリントアウトして行きました。
12区、23平米で570ユーロと、かなりお得な物件。
写真もありましたが、写真はぼやけていて、あまりよく物件がイメージできませんでした。
でも不動産の物件で、23平米と広かったので期待していきました。
私は13時に見学の予定でしたが、12時半にすでに人が何人か建物の前にならんでいました。
私は13時のグループに参加しました。学生につきそいの親御さんも含めて10数人いたと思います。
この物件は今まで見た中でも、かなりすごいものでした。
今までも古くて、かなり長い間改装されていない建物を見ましたが、ここまでひどい状態のものははじめてでした。
(ちなみに、建物事態の手入れがいまいちの場合は、大家さんが1人で建物全てのアパートを所有している場合が多いです。)
建物の階段では電気のコードが見えていたり、廊下部分の上部のコンクリートがわれ、そのまま放置されていたり・・・
部屋自体は・・・キッチン、廊下にトイレとシャワー、そして寝室と、いい間取りではあったのですが、なんせ寝室の床が傾いている・・・
それも立ってみて傾いているような感じがするのではなく、見るからに傾いているのです。
内装も古い+かなりちぐはぐな感じでした。
とくに付き添いの親御さんたちは、「これはひどい・・・」と顔を見合わせていましたが、結局見学に来た人のほとんどがDossierを提出しました。
私も・・・せっかく準備したDossierだし、ということで提出してしまいました。
ここの不動産屋さんからは、ちゃんと連絡がきて、私の書類は不合格だったそうです。
でも、合格してても、きっとここは入居しなかったと思います。
*パリ14区、1LDK、30平米790ユーロ*
こちらの物件はモンパルナスの近くともあって、人気が高いはず。
パリの中では新めの建物(1990年頃築)で、最上階でベランダつき。
午前中に不動産屋に電話をしたところ、「今日xxx(住所)に18時に来てください」とだけ早口で言われました。
さて17時ごろ到着しましたが、私がおそらく聞き間違えたらしく、言われた番地は存在せず。
でも、広告の詳細からきっとここだろうという建物を見つけました。
そこから10メートルほど離れた場所で、時間をつぶしていると、だんだんその建物の前に人だかりが・・・
10人ほど集まった後、グループは建物の中にはいっていきました。
その15分後ぐらいに、また別のひとだかりが。
私たちは18時といわれましたが、とくに名前をきかれたわけでもなかったので、17時45分のグループに参加。
物件自体はまともといえばまともでしたが、特に気に入った点はありませんでした。
おまけにすごい人数の人が見学していて、目の前で「僕の書類です。保証人二人の書類も入っています」と不動産屋の人に書類を渡している人がいたので、
これはDossier出すまでもないなと思い、書類は提出しませんでした。
この不動産屋はとにかく、誰かが決まればいいという感じで、どんどん人に見学させている感じでした。
私たちの後にも別のグループがあったので、おそらく40人ぐらいが見学していたと思います。
カップルもいたので、まあ20組と考えても、その日中に20人がこの物件のためにこの不動産屋に電話したということです。
この不動産屋は、おそらく電話をかけてきた人全員に見学の機会を与えたのだと思います。
多くの不動産屋は見学者の数を制限するので、いい物件はすぐに電話しないと、見学すらできません。
見学は6人のみ、といっている不動産屋もいました。
8月下旬でまだバカンス中の人もいるなか、この人数を見て、9月の新学期に入ったらさらに競争率高くなるんだろうな・・・はやく20区決まってほしいと思ました。
*やっと合格*
20区の物件に書類を提出してから、待つこと約一週間、毎日のように不動産屋に電話をし、やっと大家さんが私たちの書類にOKを出したという連絡が来ました。
この物件は結局私たちしか書類を出さなかったようです。
30平米で850ユーロと、結局広さも、値段もかなり条件を緩める形になりましたが、この物件でサインすることに決めました。
もちろん、アパート自体は気に入っていましたし、メトロ1番線の駅すぐ近くとパリのはずれにあっても交通は結構便利です。
バカンス中で一番人がいない時に見学したこと、また8月の上旬に2011年度の確定申告に対する税金の通知が来たという、運もあったと思います。
2010年度の確定申告に対する税金の通知書では、2010年私はまだ学生でフルタイムで働いたのは4ヶ月のみ、私のパートナーは当時かなり仕事場から離れたところに住んでいたため、控除対象の車通勤のガソリン代がほぼ給料と同額でこの金額を収入から引くと手取りが年間で1500ユーロ。
私たちどちらも所得税ゼロ=(収入が低い)だったので、いくらお給料明細を見せても、この2010年度の収入がネックだったのかもしれません。
またパリという土地柄、あまり人種にこだわる家主ではなかったのかもしれません。
不動産屋に賃貸契約のサインをしに行き、不動産屋手数料(ここの不動産屋は1ヶ月分の家賃+200ユーロの書類作成料)、保証金(家賃から管理費を除いたもの)、最初の月の家賃と、かなりの出費になりました。
それでも、パリのアパートを出てから2ヶ月間家賃を払わなかった(710ユーロ X2)のと、パリのアパートの保証金が1200ユーロ(2ヶ月分だったため)帰ってきたので、なんとかなりました。
あとは引越しを待つばかりです。
家賃未払い保険とは・・・
今回の家探しで発見したのが、この家賃未払い保険という制度。
フランスでは家賃の未払いに悩まされる大家さんが多いようで、家賃収入の何パーセントかを保険会社に払い、不慮の自体に備える大家さんもいます。
この場合、入居者を選ぶのは保険会社で(もちろんDossierです)、また最近法律で、この保険対象の物件に保証人をつけることが禁止されました。
さて、20区の物件から返事がくるまでの間も、部屋探しをやめるわけにはいきません。
今回パリのStudioタイプのものは4件ほど見ましたが、住みたいと思うような物件は1つもありませんでした。
まず、不動産屋を通してStudioの見学は、見学の予約だけでも大変です。
Studioも相当電話をかけましたが、不動産屋を通して見学できたのは、2件のみ。
予約をとりつけても、私が見学する前にもう入居者が決まったということで、見学をキャンセルされたことも2回ありました。
OVNIやMIXIなどで日本人向けの物件の場合は、見学もしやすいですが、私の予算ではあまりいい物件はありませんでした。
中には広告にははっきりと面積数をかかず、実際に聞くと9平米以下という物件もありました。
(フランスの法律で9平米以下の物件を貸すことは禁止されています)
不動産屋を通して見た一件目は、9区のサンラザール駅近くという便利なところにありました。
結構古い部屋で、それなりに清潔だったのですが、まだどんどんDossierを出すという気になっていなかったころなので、Dossierは提出せず。
2度目の物件は、家賃未払い保険加入対象の物件で、ここの不動産屋からは珍しく、電話、メール、SMS、三つの手段で連絡が来ました。
書類一式を持って見学に来てくださいとのことだったので、しっかり書類をプリントアウトして行きました。
12区、23平米で570ユーロと、かなりお得な物件。
写真もありましたが、写真はぼやけていて、あまりよく物件がイメージできませんでした。
でも不動産の物件で、23平米と広かったので期待していきました。
私は13時に見学の予定でしたが、12時半にすでに人が何人か建物の前にならんでいました。
私は13時のグループに参加しました。学生につきそいの親御さんも含めて10数人いたと思います。
この物件は今まで見た中でも、かなりすごいものでした。
今までも古くて、かなり長い間改装されていない建物を見ましたが、ここまでひどい状態のものははじめてでした。
(ちなみに、建物事態の手入れがいまいちの場合は、大家さんが1人で建物全てのアパートを所有している場合が多いです。)
建物の階段では電気のコードが見えていたり、廊下部分の上部のコンクリートがわれ、そのまま放置されていたり・・・
部屋自体は・・・キッチン、廊下にトイレとシャワー、そして寝室と、いい間取りではあったのですが、なんせ寝室の床が傾いている・・・
それも立ってみて傾いているような感じがするのではなく、見るからに傾いているのです。
内装も古い+かなりちぐはぐな感じでした。
とくに付き添いの親御さんたちは、「これはひどい・・・」と顔を見合わせていましたが、結局見学に来た人のほとんどがDossierを提出しました。
私も・・・せっかく準備したDossierだし、ということで提出してしまいました。
ここの不動産屋さんからは、ちゃんと連絡がきて、私の書類は不合格だったそうです。
でも、合格してても、きっとここは入居しなかったと思います。
*パリ14区、1LDK、30平米790ユーロ*
こちらの物件はモンパルナスの近くともあって、人気が高いはず。
パリの中では新めの建物(1990年頃築)で、最上階でベランダつき。
午前中に不動産屋に電話をしたところ、「今日xxx(住所)に18時に来てください」とだけ早口で言われました。
さて17時ごろ到着しましたが、私がおそらく聞き間違えたらしく、言われた番地は存在せず。
でも、広告の詳細からきっとここだろうという建物を見つけました。
そこから10メートルほど離れた場所で、時間をつぶしていると、だんだんその建物の前に人だかりが・・・
10人ほど集まった後、グループは建物の中にはいっていきました。
その15分後ぐらいに、また別のひとだかりが。
私たちは18時といわれましたが、とくに名前をきかれたわけでもなかったので、17時45分のグループに参加。
物件自体はまともといえばまともでしたが、特に気に入った点はありませんでした。
おまけにすごい人数の人が見学していて、目の前で「僕の書類です。保証人二人の書類も入っています」と不動産屋の人に書類を渡している人がいたので、
これはDossier出すまでもないなと思い、書類は提出しませんでした。
この不動産屋はとにかく、誰かが決まればいいという感じで、どんどん人に見学させている感じでした。
私たちの後にも別のグループがあったので、おそらく40人ぐらいが見学していたと思います。
カップルもいたので、まあ20組と考えても、その日中に20人がこの物件のためにこの不動産屋に電話したということです。
この不動産屋は、おそらく電話をかけてきた人全員に見学の機会を与えたのだと思います。
多くの不動産屋は見学者の数を制限するので、いい物件はすぐに電話しないと、見学すらできません。
見学は6人のみ、といっている不動産屋もいました。
8月下旬でまだバカンス中の人もいるなか、この人数を見て、9月の新学期に入ったらさらに競争率高くなるんだろうな・・・はやく20区決まってほしいと思ました。
*やっと合格*
20区の物件に書類を提出してから、待つこと約一週間、毎日のように不動産屋に電話をし、やっと大家さんが私たちの書類にOKを出したという連絡が来ました。
この物件は結局私たちしか書類を出さなかったようです。
30平米で850ユーロと、結局広さも、値段もかなり条件を緩める形になりましたが、この物件でサインすることに決めました。
もちろん、アパート自体は気に入っていましたし、メトロ1番線の駅すぐ近くとパリのはずれにあっても交通は結構便利です。
バカンス中で一番人がいない時に見学したこと、また8月の上旬に2011年度の確定申告に対する税金の通知が来たという、運もあったと思います。
2010年度の確定申告に対する税金の通知書では、2010年私はまだ学生でフルタイムで働いたのは4ヶ月のみ、私のパートナーは当時かなり仕事場から離れたところに住んでいたため、控除対象の車通勤のガソリン代がほぼ給料と同額でこの金額を収入から引くと手取りが年間で1500ユーロ。
私たちどちらも所得税ゼロ=(収入が低い)だったので、いくらお給料明細を見せても、この2010年度の収入がネックだったのかもしれません。
またパリという土地柄、あまり人種にこだわる家主ではなかったのかもしれません。
不動産屋に賃貸契約のサインをしに行き、不動産屋手数料(ここの不動産屋は1ヶ月分の家賃+200ユーロの書類作成料)、保証金(家賃から管理費を除いたもの)、最初の月の家賃と、かなりの出費になりました。
それでも、パリのアパートを出てから2ヶ月間家賃を払わなかった(710ユーロ X2)のと、パリのアパートの保証金が1200ユーロ(2ヶ月分だったため)帰ってきたので、なんとかなりました。
あとは引越しを待つばかりです。
家賃未払い保険とは・・・
今回の家探しで発見したのが、この家賃未払い保険という制度。
フランスでは家賃の未払いに悩まされる大家さんが多いようで、家賃収入の何パーセントかを保険会社に払い、不慮の自体に備える大家さんもいます。
この場合、入居者を選ぶのは保険会社で(もちろんDossierです)、また最近法律で、この保険対象の物件に保証人をつけることが禁止されました。
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HN:
まるもっと
性別:
女性
自己紹介:
日本の大学でフランス語を専攻。その後就職難に見舞われ、2004年からフランスで学生&アルバイト生活をはじめる。
2010年に、国際ビジネス修士号を取得し長い学生生活に終止符を打つ。
現在はとりあえず超文系にもかかわらずエンジニアリング系の会社でサラリーマン生活。
2010年に、国際ビジネス修士号を取得し長い学生生活に終止符を打つ。
現在はとりあえず超文系にもかかわらずエンジニアリング系の会社でサラリーマン生活。
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