フランスで海外就職し、地味なサラリーマン生活を送る私の日常。
みっつ目の物件見学
4月に入っても、隣人からはまったく連絡がありません。
私たちとすれ違うのを避けているのかしらと思うことも。
あまりしつこく聞くのも、彼に早く出て行けというみたいな感じなので、とりあえずこの隣人はあてにせず、不動産屋も含めて本格的に探すことにしました。
Se Logerのアプリに探している物件の条件を入れ直し、アラートが入るたびに広告をチェックするという毎日がまた始まりました。
今回はどうしても中央暖房という表記がないと電話をする気になれず、また条件にあう物件があっても、礼金が800€を越していると電話する気になれず・・・
礼金が1000€を超える物件もかなりあって、なかなか見学にまでたどり着かない日々が続きました。
パリの東エリアの広告2件に電話をしましたが、1件は結局大家さんが貸すのをやめることにしたということで見学できず、もう一件は金曜の夜に出た広告で、月曜の朝電話をしたら(土曜日も一応しましたが事務所はしまっているようでした)、「その物件は金曜日のうちに借り手が見つかりました」とのことで、見学できず。
ああ、今回もまた大変そうだな・・・去年も4月ごろから探し始めて、8月までかかったんだっけ・・・またこのアパートで冬を越すことになったらどうしよう・・・
と、暗くなりかけていたときに、パリ西郊外のBoulogne の物件で目を引く広告が1件。
Boulogneは78県への通勤にも都合がよく、郊外でもメトロが2線通っていて、治安も良い地域(なので家賃は郊外の中では高めでパリとあまりかわりません)。
760€、36平米で暖房込みの1DK。そして礼金が600€!!すぐに電話をかけました。
(礼金はほぼ共益費込みの家賃と同じ額か、それより高い場合が多いです。たまに250€などと書いてある広告もありますが、大家さんの連絡先リストを250€で買わせるだけの場合もあるので、あまり安すぎる場合は要注意です。)
電話をかけたのは金曜日。
不動産屋さんによると、「1DKというよりはでっかい1Kで寝室とサロンの間にしきりがあるだけですよ」とのこと。
それでも、しきりがあるだけでもかなり違うので、早速見学の申し込み。
「見学は平日しかだめですか?土曜日は無理でしょうか?」
「どちらかというと平日だけど、じゃあ明日の土曜日の9:30はどうですか。」
「はい、それでお願いします。」
その後、この不動産屋さんのサイトで物件の広告を確認。
そこで、同じ建物内に、同じタイプの物件があと3つもあることを発見。
どれも「広い1K」で、36平米。
ただ値段が、760€から880€とバラバラでした。
ここで不動産屋さんに再び電話をかけ、同じ建物内のほかの物件も見せてほしいとお願いしました。
さて見学当日。
建物は同じタイプのが二つあり、かなり大きな集合住宅。1970年に建てられたそうです。
1970年といっても、こちらの建物では新しい方で、近代建築と呼ばれています。
不動産屋さんは来るなり、「760€の物件はディレクターからストップがかかって、お見せできなくなりました。これから工事をして、家賃も上がる可能性があります。今日は827€と835€の物件をお見せします」とのこと。
830€前後でも暖房とお湯が共益費に入っているなら、お得です。
827€の部屋は7階で、窓からの景色がとてもよく、真正面に建物がないので人の目も気になりません。
エッフェル塔まで見えます。
まだ工事中とのことで、雑然とした感じでしたが、寝室以外、キッチン、風呂場、サロンとどの部屋も今のアパートと比べて広々としています。
東向きということで、朝見学したので光がいっぱいで明るい点も気に入りました。
次に建物をもう1つの建物に移動して、3階の物件を見せてもらいました。
こちらはもう工事が終わっていて、アパートの間取り自体はまったく、最初に見学したものと同じですが、窓から見えるのはさっき見学したアパートの建物で、眺めが最初に見学したものと比べるとかなりイマイチ。
そして西向きということで、先ほどのアパートより朝なので当然ながら暗め。
今の20区のアパートが西向きで、日中暗いのを経験しているののと、お向かいの隣人のアパートがちょうど東向きで、とても明るいといっていたので、最初に見たアパートに書類を提出することにしました。
「月曜日までにメールで書類を送ってもらえれば、月曜日にアパートをおさえます。」とのこと。
どこの物件も、大家さんに2つ3つの書類を提出して選んでもらうというのが通常なのに、私たちの書類しか提出しないなんて、ラッキー。
低所得の私たちは、他の書類と比べられると選ばれる確率がとても低いのです。
この物件、2つの建物とも保険会社のアクサが所有しているらしいので、おそらく自分たちの家賃未払い保険で万が一のときはカバーできるので、借家人の収入が基準ラインをパスしていれば、こだわらないのかもしれません。
また、不動産屋さんは私に日本人かと聞いてきて、私がなぜわかったんですかと聞くと、この辺は日本人多いんだよとのこと。
確かに日本人学校に行くバスが近くから出ているのもあり、おそらく海外赴任組の家族連れ日本人が多いのでしょう。
フランス人大家さんの中には、日本人は家賃もきちんと払うし、アパートをきれいに使うということで、日本人に貸したがる人も一部います。
(もちろん、外国人向けということで、家賃を高めに設定できるという理由で貸している人もいると思います。)
この不動産屋さんももしかすると、日本人借家人によい印象を持っていたのかもしれません。
要求された書類はクラッシックなもの。
おもしろかったのは、身分証明書コピーの写真を隠すこととあったこと。
私のパートナーの身分証明書の写真は、郊外の不良少年に見えるので、写真を隠せるのはこちらに有利です。
全ての書類をスキャンし、サイズが大きすぎるものはサイズを小さくしてから、むこうが確実に受信できるようにメールで数回に分けて送りました。
書類提出から契約まで
月曜日に不動産屋さんから連絡があり、家賃は最終的に822€で、全ての書類を無事受け取ったので、書類を審査に出すので2・3日後にまた連絡しますとのこと。
OKの連絡をもらえるまで、ドキドキの日が続きました。
その間も物件探しは続けていたのですが、このブローニュの物件よりいい条件のものはなかなか見つかりません。
書類審査にライバルがいないこの物件に通らないと、あとのアパート探しがより大変になることは目に見えています。
水曜日に不動産屋さんから書類が通ったとの連絡があり、ほっと一安心。
この後、工事が長引きそうだということで、数回やり取りがありましたが、見学から二週間後に契約書にサインしました。
また、この日に地下駐車場もじつはアパートについているということで、路上パーキングがパリより高いので、車をどこにとめようかと悩んでいたのですが、その問題も解決。
暖房、お湯、パーキング込みとかなりお得な物件を見つけられ、引越しが楽しみです。
ただ気になるのは、もうひとつの835€の物件の借り手がいまだに見つからないらしいこと。
この値段で、暖房・お湯込みでパーキングがついていなくても、場所からいってかなりお得だと思うのですが・・・
それともサロンと寝室が完全に分かれていないのを、敬遠する人が多いのでしょうか。
また前回のように、私たちだけ見落とした欠陥があったりしないことを祈ります・・・
4月に入っても、隣人からはまったく連絡がありません。
私たちとすれ違うのを避けているのかしらと思うことも。
あまりしつこく聞くのも、彼に早く出て行けというみたいな感じなので、とりあえずこの隣人はあてにせず、不動産屋も含めて本格的に探すことにしました。
Se Logerのアプリに探している物件の条件を入れ直し、アラートが入るたびに広告をチェックするという毎日がまた始まりました。
今回はどうしても中央暖房という表記がないと電話をする気になれず、また条件にあう物件があっても、礼金が800€を越していると電話する気になれず・・・
礼金が1000€を超える物件もかなりあって、なかなか見学にまでたどり着かない日々が続きました。
パリの東エリアの広告2件に電話をしましたが、1件は結局大家さんが貸すのをやめることにしたということで見学できず、もう一件は金曜の夜に出た広告で、月曜の朝電話をしたら(土曜日も一応しましたが事務所はしまっているようでした)、「その物件は金曜日のうちに借り手が見つかりました」とのことで、見学できず。
ああ、今回もまた大変そうだな・・・去年も4月ごろから探し始めて、8月までかかったんだっけ・・・またこのアパートで冬を越すことになったらどうしよう・・・
と、暗くなりかけていたときに、パリ西郊外のBoulogne の物件で目を引く広告が1件。
Boulogneは78県への通勤にも都合がよく、郊外でもメトロが2線通っていて、治安も良い地域(なので家賃は郊外の中では高めでパリとあまりかわりません)。
760€、36平米で暖房込みの1DK。そして礼金が600€!!すぐに電話をかけました。
(礼金はほぼ共益費込みの家賃と同じ額か、それより高い場合が多いです。たまに250€などと書いてある広告もありますが、大家さんの連絡先リストを250€で買わせるだけの場合もあるので、あまり安すぎる場合は要注意です。)
電話をかけたのは金曜日。
不動産屋さんによると、「1DKというよりはでっかい1Kで寝室とサロンの間にしきりがあるだけですよ」とのこと。
それでも、しきりがあるだけでもかなり違うので、早速見学の申し込み。
「見学は平日しかだめですか?土曜日は無理でしょうか?」
「どちらかというと平日だけど、じゃあ明日の土曜日の9:30はどうですか。」
「はい、それでお願いします。」
その後、この不動産屋さんのサイトで物件の広告を確認。
そこで、同じ建物内に、同じタイプの物件があと3つもあることを発見。
どれも「広い1K」で、36平米。
ただ値段が、760€から880€とバラバラでした。
ここで不動産屋さんに再び電話をかけ、同じ建物内のほかの物件も見せてほしいとお願いしました。
さて見学当日。
建物は同じタイプのが二つあり、かなり大きな集合住宅。1970年に建てられたそうです。
1970年といっても、こちらの建物では新しい方で、近代建築と呼ばれています。
不動産屋さんは来るなり、「760€の物件はディレクターからストップがかかって、お見せできなくなりました。これから工事をして、家賃も上がる可能性があります。今日は827€と835€の物件をお見せします」とのこと。
830€前後でも暖房とお湯が共益費に入っているなら、お得です。
827€の部屋は7階で、窓からの景色がとてもよく、真正面に建物がないので人の目も気になりません。
エッフェル塔まで見えます。
まだ工事中とのことで、雑然とした感じでしたが、寝室以外、キッチン、風呂場、サロンとどの部屋も今のアパートと比べて広々としています。
東向きということで、朝見学したので光がいっぱいで明るい点も気に入りました。
次に建物をもう1つの建物に移動して、3階の物件を見せてもらいました。
こちらはもう工事が終わっていて、アパートの間取り自体はまったく、最初に見学したものと同じですが、窓から見えるのはさっき見学したアパートの建物で、眺めが最初に見学したものと比べるとかなりイマイチ。
そして西向きということで、先ほどのアパートより朝なので当然ながら暗め。
今の20区のアパートが西向きで、日中暗いのを経験しているののと、お向かいの隣人のアパートがちょうど東向きで、とても明るいといっていたので、最初に見たアパートに書類を提出することにしました。
「月曜日までにメールで書類を送ってもらえれば、月曜日にアパートをおさえます。」とのこと。
どこの物件も、大家さんに2つ3つの書類を提出して選んでもらうというのが通常なのに、私たちの書類しか提出しないなんて、ラッキー。
低所得の私たちは、他の書類と比べられると選ばれる確率がとても低いのです。
この物件、2つの建物とも保険会社のアクサが所有しているらしいので、おそらく自分たちの家賃未払い保険で万が一のときはカバーできるので、借家人の収入が基準ラインをパスしていれば、こだわらないのかもしれません。
また、不動産屋さんは私に日本人かと聞いてきて、私がなぜわかったんですかと聞くと、この辺は日本人多いんだよとのこと。
確かに日本人学校に行くバスが近くから出ているのもあり、おそらく海外赴任組の家族連れ日本人が多いのでしょう。
フランス人大家さんの中には、日本人は家賃もきちんと払うし、アパートをきれいに使うということで、日本人に貸したがる人も一部います。
(もちろん、外国人向けということで、家賃を高めに設定できるという理由で貸している人もいると思います。)
この不動産屋さんももしかすると、日本人借家人によい印象を持っていたのかもしれません。
要求された書類はクラッシックなもの。
おもしろかったのは、身分証明書コピーの写真を隠すこととあったこと。
私のパートナーの身分証明書の写真は、郊外の不良少年に見えるので、写真を隠せるのはこちらに有利です。
全ての書類をスキャンし、サイズが大きすぎるものはサイズを小さくしてから、むこうが確実に受信できるようにメールで数回に分けて送りました。
書類提出から契約まで
月曜日に不動産屋さんから連絡があり、家賃は最終的に822€で、全ての書類を無事受け取ったので、書類を審査に出すので2・3日後にまた連絡しますとのこと。
OKの連絡をもらえるまで、ドキドキの日が続きました。
その間も物件探しは続けていたのですが、このブローニュの物件よりいい条件のものはなかなか見つかりません。
書類審査にライバルがいないこの物件に通らないと、あとのアパート探しがより大変になることは目に見えています。
水曜日に不動産屋さんから書類が通ったとの連絡があり、ほっと一安心。
この後、工事が長引きそうだということで、数回やり取りがありましたが、見学から二週間後に契約書にサインしました。
また、この日に地下駐車場もじつはアパートについているということで、路上パーキングがパリより高いので、車をどこにとめようかと悩んでいたのですが、その問題も解決。
暖房、お湯、パーキング込みとかなりお得な物件を見つけられ、引越しが楽しみです。
ただ気になるのは、もうひとつの835€の物件の借り手がいまだに見つからないらしいこと。
この値段で、暖房・お湯込みでパーキングがついていなくても、場所からいってかなりお得だと思うのですが・・・
それともサロンと寝室が完全に分かれていないのを、敬遠する人が多いのでしょうか。
また前回のように、私たちだけ見落とした欠陥があったりしないことを祈ります・・・
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HN:
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性別:
女性
自己紹介:
日本の大学でフランス語を専攻。その後就職難に見舞われ、2004年からフランスで学生&アルバイト生活をはじめる。
2010年に、国際ビジネス修士号を取得し長い学生生活に終止符を打つ。
現在はとりあえず超文系にもかかわらずエンジニアリング系の会社でサラリーマン生活。
2010年に、国際ビジネス修士号を取得し長い学生生活に終止符を打つ。
現在はとりあえず超文系にもかかわらずエンジニアリング系の会社でサラリーマン生活。
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